サルバドール・ヱビ

超現実珍談集

芸術

許容と解放

先日、珍談士飲み会であるお方にこんなことを言われた。マラソンで体を鍛えていて密かに尊敬している診断士の方である。「ゑびすさん、あのブログは文才というかどうしてああいう感じで書けるんすか?」と。闇を感じるというか何がどうしてこうなった!?と…

イルミネーション・ジャズを鳴らしておくれ

街に流れる川でキャンドルを流すイベントをやるっちゅうことで街へ。集められた大勢のコドムォッタチは順番に自分たちのつくった手作りキャンドルを川に流したのだった。地域のイベントとしてはコドムォッタチの思い出に残る良いものだったと思う。我がふる…

おぱぱ論争

巷では「おぱぱって何?」と論争が起きているようである。流行語大賞にノミネートされるのも最早時間の問題であろう。先日ある会合に参加したところそこそこの人数の前でヱビ氏におぱぱを語ってもらおうという流れになりそうだったので「これはマズイ」と思…

四季旋律

ヱビ的感性によれば「四季旋律」というものが存在する。なんと形容すればいいのだろう。オリエンタルと言うか四季を感じさせると言うか神秘的と言うかそのような旋律が間違いなくこの世には存在しているのだ。例えばこの曲である。ブラジリアンジャッズのサ…

即興音源即興解説~Neta2017 vol.3~

2017年の後半につくったネタ解説。量こそ質だMOTTO MOTTO! soundcloud.com 27 地獄の鐘が鳴るラテンっぽいドラミングに冷たいアルペジオ風ギターが乗る。地獄の鐘が鳴る直前の不穏さである。 28 Noisy Activitiesシンプルでゴリゴリなベースがミソ。途中で…

即興音源即興解説~Neta2017 vol.2~

2017年の即興ネタ解説第2弾。2年以上前のネタである。月日が過ぎるのはあっという間だ。 soundcloud.com 14 デタントデイカント緊張は緩和しないとっちゅうことでヒンヤリした温度感の小ネタ。緊張は継続し平行維持されたままだ。 15 赤い雪原窓を開けたら雪…

サルバドール・ヱビのデジタルツイン

サイバー空間にもう一人の自分を複製するという構想が進んでいるらしい。人は会話する時、言葉だけでコミュニケーションをとっていない。表情や仕草も重要である。自分の考えがばれないように視線をそらしてみたり相手の真意を見抜くために眼をじっと見たり…

超一流の俗物の勝ちグセ

「勝ちグセをつけろ」テーンネイジャッの時に恩師が私にそう言った。どんなに些細な勝負事でも勝ちにこだわれと。その先に大きな勝利があるのだと。人生には勝負どきというものがある。肝心な時に負けてばかりいると人生全体が負け色に帯びてくるのは一つの…

即興音源即興解説~Neta2017 vol.1~

即興音ネタ解説最初からやってまえっちゅうことで2017年のネタから。 soundcloud.com 01 茶飯事SPECIAL OTHERSの芹さんにまた音楽やりなよ!と言われつくった。アフロビートを意識したが久々過ぎてリズムがズれまくりだ。音楽が茶飯事に戻ったのだ。02 LEAK…

即興音源即興解説~Neta2019 vol.3~

解説を4回やると1年分のネタは全部終わってしまう。そう考えると大してつくっていない。MOTTO MOTTOつくりたいものだ。 soundcloud.com 27 残骸に到達した光残骸にも光は到達している。残骸に反射した光が目に飛び込んできた。そんなイメージの音像。 28 突…

即興音源即興解説~Neta2019 vol.2~

即興音ネタ即興解説第2弾。今年つくった14~26番目のネタを。 soundcloud.com 14 穏やかな狂気ベースが一人でキレているのを横目にひんやりして幽玄なリフをギターが冷静に弾いている感じ。曲にするには難しいか。 15 I Hear Your Voices Echoingキラキラし…

眼鏡をかけたまま顔を洗う

私はたまに眼鏡をかけたまま顔を洗ってしまうことがある。さーてさて顔でも洗うかーとじゃぶじゃぶやるとわげえっ!となるのである。これは眼鏡をかけてる人のあるあるなんだろうか。クルマのエンジンをつけたままカギをかけようとしてあれっ?あれっ?とな…

梅干し飲みたい僕は今すぐ君と

髪は伸び過ぎた。朝闇と凍てつく空気は私を感傷的にさせる。また私は空港へ向かわねばならないのだ。ココロが引き裂かれそうになり仙台藩主草野マサムネ公の秀逸な詞「梅干し食べたい僕は今すぐ君に会いたい」が脳裏をよぎった。しかしダダイストでもある私…

MY NAME IS PARDON?

"MY NAME IS PARDON?"という短編集を5年前に電子書籍で世に出した。現実にありそうでないような、現実にないようでありそうな。どうでもいいようで本質をついているかのような。狂気、矛盾、不安、絶望、希望、愛が入り混じる短編集15作ちゅうわけで超現実…

即興音源即興解説~Neta2019 vol.1~

毎週制作している即興音ネタを即興評価し次の打ち手を考えてみる。手始めに今年最初のネタから13個を。 soundcloud.com 01 足を洗い、手を汚す足を洗えば手が汚れる。全体的にねちっこく攻める音像。02 Obscure But Influential 今年のネタではかなりのお気…

逆噴射

帰路の夜の航空機。右の窓を見るとたった一つの満月が見える。左の窓を見ると数百万の都市の光が見える。こんな風景が見えるシチュヱーションで産まれながらの超現実的詩人にとって脳内で詩を書くことはいとも簡単なことであるが同時に産まれながらのダダイ…

体調不良不良隊長

体調不良の不良の隊長は体調が悪い事がバレないように歯を食いしばらなければならない。ちゅうわけで不良感がまるでない私ではあるが風邪など引いてる場合ではないと言いつつ風邪を引いてしまった。両方とも鼻詰まりしているため口呼吸せざるを得ず寝ていた…

オッリジナルメンヴァーッはいずこ!?

バンドっちゅうもんは複数人で結成するもんである。ボーカルがいるバンドである場合ボーカルが替わるバンドってのもたまに存在する。声というものは上手い下手は抜きにしてその人の声はモノマネ芸人でもない限り同じ声は出せないのでやはりボーカルが替わる…

哲学・科学・宗教・芸術の統合に関して

哲学・科学・宗教・芸術。これらの4つの領域は人間にとって重大な意味を持つ領域である。信奉者という言葉には科学と宗教がマッチする趣がある。ご存知のように人類史における科学の影響力は増大しつつある。最早この惑星を破壊し尽くしてしまう程の影響力を…

私と人間存在という縁

縁というものは存在すると思う。科学信奉者の耳元で囁こう。直感がものをいう。縁がないのであれば何があってもダメなのだ。諦めたまえ。縁がある場合は何があっても問題をすり抜ける。体の力を抜いた状態と言うのだろうか。流れに抵抗せずまるで諦めの境地…

マスターコスー20周年記念パーテッ

昨年度受講した東京診断士協会のマスターコースが20周年を迎えたとのことで20周年記念パーチーに参加した。中小企業診断士が関わる全領域を幅広く学ぶマスターコースであり独立診断士も企業内診断士も色々な人がいる。年齢層も幅広い。約80人近い診断士が集…

聴覚化する脳

アコースティックな楽器ちゅうもんは触ったことはあるものの弾き鳴らしたことはほぼないのでワイッフがアコギを持っているちゅうので引っぱり出してきてもらい弦を張り替えた。電気がなくても放屁は出来る!っちゅうわけでアコギもちょいと弾いてみようかと…

内省からのモロ出し人生理念

休みの日は家で遅くまで寝ているとか家族を放っておいてギャンブルに行くとかそういうことは個人の自由だが私にとっては絶対にありえない行為である。本業がオフの日に将来に向けた別の活動で家を離れなければいけないことがある。そんな日が多くなりつつあ…

ダリに子供がいたら

ダリに子供がいたら。ふとそう考える時がある。ダリには子供がいなかった。「天才から凡人が産まれるのは耐えられない」などと言っていたらしいが最愛の妻ガラが結婚後、病気により子供が産めない体になってしまったので妻のことを思い、そう言ったのではと…

サウンドブランディング

「サウンドブランディング」という言葉が頭をよぎった。ちらっとぶらっとふらっと調べてみるとすでにその言葉は存在しているようだ。企業のブランディングにおける音を利用した活動のことを指すらしい。企業独自のメロディーであったりCMで使われるサウンド…

ぬほほ

GarageBandによるガレージバンドはガレージバンドなのか!?アメリカなどは家のガレージでバンド練習をやっていたらしい。今もやっているんだろうか。だだっ広いところでは家がポツンとあるだけだったらそんなことも出来るのかもしれない。羨ましい限りであ…

直感的違和感をおぱぱするには

直感的に何か違うといった印象を抱くことはあると思う。理論体系が腑に落ちなかったり笑顔に裏がありそうだと感じたり色々あるだろう。この違和感がある場合はその対象に対して距離を取るべきなのかどうなのか迷うことがあると思う。この違和感は言語化され…

不完全たる個性

言葉で正確に表現するのが難しくさらに超主観的な印象であるが思うことがある。作られる音楽というものにはどんなものにも個性が宿っていると思う。あ~この人っぽいね~とかあ~このバンドっぽいね~とか良く会話されることだと思う。音楽における個性とい…

超現実的Xジェンダー合コン論

テビレをちらっとぶらっとふわっと観ていたら不思議なことを知った。「Xジェンダー」っちゅうもんだ。Xジェンダーである人はある時は男、ある時は女で自分の中の性が流動的に入れ替わるらしい。Xジェンダーである女性が彼氏にそのことを打ち明けるVが流…

狂喜乱舞する対象は何だいナ

偏執狂的にダリ先生の著書を読み漁っているがダリ先生の子供の頃のエピソードが面白く深く考えさせられた。ダリは子供の頃、10ペセタを5ペセタと交換するという「遊び」をしていたらしい。友達が10ペセタを持ってくれば自分の5ペセタと交換してあげるという…