サルバドール・ヱビ

超現実珍談集

四季旋律

ヱビ的感性によれば
「四季旋律」というものが存在する。
なんと形容すればいいのだろう。
オリエンタルと言うか
四季を感じさせると言うか
神秘的と言うか
そのような旋律が間違いなく
この世には存在しているのだ。
例えばこの曲である。
ブラジリアンジャッズの
サンバランソトリオの"Reza"という曲だ。

https://youtu.be/Sg0PUr2Y3U0

イントロの部分が四季旋律である。
目を細めて遠くを見たくなるような
ただただ美しい旋律が展開されている。
他はスタンダードナンバーであるが
"My Favorite Things"も
四季旋律である。

https://youtu.be/NTw6N_NpyxI

コレはジャズよりもピアノの方が
四季旋律を感じさせる気がする。
そして坂本教授の
"戦場のメリークリスマス"も
四季旋律をヒシヒシと感じさせる曲だ。

https://youtu.be/t1qNKH9yfW8

この音楽は四季旋律かつ自己の内面を
そのままエグりとったかのような
音像であり涙無しでは聴けない。
教授も作曲している最中に
涙が止まらなかったそうである。
最後にパッと浮かんだのが
久石譲氏の"風の通り道"である。

https://youtu.be/vsi5ICLiZNA

これを聴くとトトロを思い描いてしまう
人も多いかもしれないが
純粋に四季旋律としてこれ以上にない
美しさを奏でていると思う。
私が言う四季旋律は
どう定義すればいいのだ?
泣く理由などないのに
涙無しでは聴けぬ旋律なのだ。
「四季旋律」を毎日浴びて
下半身の興奮と涙腺の崩壊が
同時に起こってしまうような
それはそれは美しき日々
過ごしていきたいものである。