サルバドール・ヱビ

超現実珍談集

コンプレックス・コンプレキシティ

人は大なり小なりその人なりに
コンプレックスがあるものだと思う。
太っているとか痩せているとか
目に見える物理的なものもあれば
人より頭がよろしくないとか
目に見えないものもある。
ダレカサンのように歳を取っても
貫禄が一向についてこない
というケースもあるだろう笑。
コンプレックスはデリケートなもので
相対優位なものでも
コンプレックスになり得るものである。
誰もが羨むプロポーションなのに本人は
悩んでいるというケースもあるだろう。
コンプレックスはその人の価値観や
行動パターンに大きな影響を
与えているように見える。
永遠とグルグル同じところ
回ってしまうだろうなとか
絶好の機会を逃すパターンだなとか
歳を取ると人と話すだけで
色々と感じてしまうことも多くなってくる。
その名の通り
コンプレックスがその人の人生を
複雑なものにしてしまっているのだ。
台無しにしているケースさえある。
本当に恐ろしい。
心の闇に入り込んでくるデビルである。
家族や親友でもコンプレックスについて
ズバズバと話すことは稀だ。
普通に会うだけの人に対しては思っても
絶対に口外しないものでもある。
ツインズ・ダディである私は
同一の遺伝子を持つツインズに対して
この問題にどう立ち向かって
行くべきなのか。
親心として人生の迷路に
入り込んでしまわないためにも
今後生まれてくることが不可避である
大なり小なりのコンプレックスに対して
対話と着想で対処していかねばなるまい。
こういう考え方もあるよ
こういうやり方もあるよと。
ユーは最高だよ!と。
人格や価値観は長い年月を
かけて醸成されるものだ。
簡単には変えられない。
迷路に入り込んだらオシマイという
厳しい現実もまたこの世の理。
早い内から出来るだけ
頭をグニャらせようではないか。
穏やかに柔らかく。
今からいらぬ心配をする
MAD DADDYであった。