サルバドール・ヱビ

超現実珍談集

不完全たる個性

言葉で正確に表現するのが難しく
さらに超主観的な印象であるが
思うことがある。
作られる音楽というものには
どんなものにも個性が宿っていると思う。
あ~この人っぽいね~とか
あ~このバンドっぽいね~とか
良く会話されることだと思う。
音楽における個性というものは
その人の作曲法や演奏におけるクセなどが
反映されてそれが特徴となるものだ。
いわゆるアイドルグループの音楽は
様々な作曲家が提供した曲の集合体なので
グループとしての個性を感じたことはないが
いわゆる作曲家かつ演奏家として
とんでもなく売れている方の中で
その人の音楽を聴いても
個性を感じられないケースがある。
曲としては異常に完成されていて
老若男女が口ずさむレベルで売れていても
どこかで聴いたことがあるような
メロディーが繋ぎ合わせれているように
聴こえてしまう音楽があるのだ。
アレは何なんだろう。
その人の音楽を否定するわけではなく
ある意味プロでその音楽が国内で
流行しているわけだから
影響を産み出している超人ではある。
しかし何故か私には響かないのだ。
そう考えると私は音楽に「いびつさ」を
求めているのかもしれない。
不完全で悪あがきしている音楽でないと
共鳴しないのかもしれない。
う~む。
人工知能よ。
私をおぱぱして見せよ!!!