サルバドール・ヱビ

超現実珍談集

差別化集中戦略の困難さ

中小企業は大企業と違い経営資源
不足しているので経営資源を集中して
差別化集中戦略をとることが多い。
ニッチな層に高い付加価値をつけて
製品やサービスを提供したりする。
今はインターネットも発達しているので
比較的情報発信はしやすくはなっているが
ホームページやSNSを開設しただけで
ターゲットにリーチ出来るかと言えば
現実はそんなに甘くない。
先日、地域資源を活かしたユニークな製品を
作っている企業様を取材したが
新製品の開発が完了した際に社長は
ある程度は興味を示す層がいることは
確信していたものの全国紙の雑誌に
数十万の広告半ページを一か八かで
打ってみたらしい。
そうしたら一週間後に上場企業の元役員から
直接注文の電話があったとのこと。
それからは途切れることなく
注文が来ているそうである。
この一か八かは中小企業にとって
大きな賭けであり
企業の存亡がかかっていることだってある。
このリスクを出来るだけ小さく
確実に受注できるような支援があれば
企業は助かると感じた。
いわゆるテストマーケティングの話でもある。
最終的には経営者の直感と覚悟に
拠ることにはなるが
成功例を目の当たりにしたことで
色々考えさせられた。
差別化集中戦略を成功させる打ち手を
ディグディグしおぱぱするのだ!