サルバドール・ヱビ

超現実珍談集

身体をマシュマロトランポリンへ

身体には五感が存在する。
見る・聞く・嗅ぐ・味わう・触れるの五つだ。
すなわち目・耳・鼻・口・皮膚である。
五感を超えるとされる第六感、
音に色を感じたり形に味を感じる
共感覚というものも存在するが
身体の感覚を使ってでしか
世界は認識できない。
世界を理解し自己を変革させ
何かしらのアウトプットをつくるのも
自分の感覚と身体に依拠している。
他人の感覚は現状、共有できない。
おそらくだが自己の感覚と全てが
同じである人間は存在しない。
つまり私もあなたも唯一無二なのである。
他人に憧れ自己を卑下する必要は全くない。
自分の感覚を信じ切り、磨き上げ
どこまでも掘り下げていくことが
唯一無二の活動に直結するのである。
目をひんむいて耳の穴をかっぽじって
鼻の両穴にティッシュを詰め込んで
タバスコを口に目一杯流し込んで
マシュマロトランポリンを転げ回ろうではないか。
自己を過大評価するのだ。
感覚を集中させ没頭することこそ
人間の最大の存在意義であり悦楽なのである!