サルバドール・ヱビ

超現実珍談集

日本文明・にほんうんめぇ〜

オモロイ話を聞いた。
米国の政治学者のサミュエル・ハンティントン氏は
文明の衝突」という著書で
現在の世界を8つの主要文明に分類したという。
西洋文明、東方正教会文明、イスラム文明、
ヒンドゥー文明、ラテンアメリカ文明、中華文明、
アフリカ文明。
そして残る一つは日本文明らしい。
「日本文明」。
他の文明と比べると分かるが、これだけ
日本一国のみで成立している文明である。
サミュエル氏は多くの欧米人が
中国と日本を同じものとして考えているが、
全く異なる文明であることを指摘したとのこと。
我々日本人にとっては当然という感覚はある。
その経緯を書いていくと長くなってしまうので
説明はしないが日本民族は文明が異なるので
他の民族と多くの性向が異なっている。
つまりそれは経営においてもそうであり、
欧米流の経営手法(マネジメント)が
上手く機能しない理由の一つでもあるという。
日本的マネジメントが存在するわけだ。
そこを掘り下げていかずに最新の経営手法を
取り入れても効果を出せないということだ。
中小企業診断士は法的には
日本の中小企業を支援する者であるから、
中小企業経営と中小企業政策を学ぶだけでなく
日本と他国の違い、歴史、文化など
特に経営に関連するような事柄に関して
学ぶ科目があってもいいのかもしれない。
海外MBAと決定的な差別化も出来ると思う。
そこを意識して物事を考えていかねばと感じた。