サルバドール・エビ

中小企業診断士の超現実診断士への挑戦

超現実と音楽

超現実主義(シュルレアリスム)と音楽の関係は
どうなのだろうとふと思った。
ちょっと調べてみたところ、音楽に関しては
超現実主義で盛り上がることはなかったようだ。
自動記述(オートマティスム)と
即興演奏(インプロビゼーション)は
一見親和性がありそうだが、
冷静に考えると音楽は現実に依拠していない。
どちらかというとゼロから産み出される芸術である。
音の波つまり空気振動であるため鳴った瞬間に
消えるという特殊な表現でもある。
文学や美術では「ありそうでなかった現実感」、
「なさそうでありそうな現実感」を表現できるため
超現実主義と親和性が高い。
無音の音楽であるジョン・ケージ4分33秒
どちらかと言うとダダイズム的であり、
スティーブ・ライヒミニマル・ミュージック
反復音楽であり超現実的とは言えないと思う。
またシュルレアリスム創始者である
アンドレ・ブルトンが音楽に対して否定的で
あったのも大きな理由であるらしい。
ダリも音楽は嫌いだと著書で述べている。
ワーグナーが作曲した楽劇の
トリスタンとイゾルデ」を聴きながら
ダリは亡くなったとも言われていてるので
音楽が嫌いだったことはないと思うが、
超現実主義と音楽の関係性は深くはなさそうだ。
ただ「超現実を感じさせる音楽」と言うのは
存在するような気もしている。
現実を超えた異空間をイメージさせる
メロディーや音像というものはあると思う。
特に音楽は歌詞という言語表現も内包する。
超現実的な歌詞はいくらでも存在する。
超現実的音楽について考えていこうかと思う。