サルバドール・ヱビ

超現実珍談集

未来イズムと4-Hour Method

先日、岐阜県の超優良メーカーとして
有名な未来工業の工場見学をした。
未来工業の創業者である
故・山田昭男氏の未来イズムと
米国の起業家であるティモシー・フェリスの
4-Hour Workweekで提唱された
4-Hour Methodには共通点があると感じた。
未来工業はやることを3つに絞っているという。
「製品の差別化」「経費の削減」
「徹底した人材マネジメント」の3つだ。
管理職は社員が働きやすい環境を
つくることに徹するらしい。
一方で4-Hour Methodは自分の強みとする
業務以外をすべてアウトソーシングして自動化し
生産性を極限まで向上させる方法である。
自分の強みとする業務以外を
すべてアウトソーシングするということは、
徹底した差別化とマネジメントを要する。
ティモシー・フェリスの場合は商品開発と
マーケティングのみに特化し、それ以外は
すべて徹底した管理のもと外注をした。
経費を削減するためにアメリカからインドの
ヴァーチャル・アシスタントに業務を外注し
利益を創出するようにした。
これは言うまでもなく経費の削減である。
未来イズムも4-Hour Methodも
同じ論理下で動いているように見える。
企業として組織で経営をやるか、
一人で経営をやるかの違いだけである。
マネジメントする対象が社内か社外に
あるかの違いだけである。
どちらの再現も一筋縄ではいかないが
学ぶことは多い。
この2つの違いを研究していくことも
有用と思われる。