サルバドール・ヱビ

超現実珍談集

絶頂

「絶頂」。
なんてマ~ベラスなワードなのだ。
「絶頂」を辞書で調べたりはしない。
よく辞書にはどう書いてあるかを
語るケースがあるが私はしない。
その言葉の響き、漢字の印象、
我が超現実辞書に載る絶頂の意味を
私が理解していればそれでいいのだ。
超現実珍談士が見た絶頂に迫る
診断士の世界を試しに見てみよう。
言葉を羅列し撒き散らしてみる。
需要と供給の絶頂曲線、絶頂弾力性、
絶頂効用関数、連結絶頂会計、
経営指標における絶頂性分析、
絶頂キャッシュフロー、絶頂コスト、
絶頂レバレッジ、差別化絶頂戦略、
多角化絶頂戦略、
サルバドール・エビの絶頂段階説、
絶頂マーケティング
ステマティック絶頂レイアウト
プランニング、QC7つの絶頂道具、
ライセンスの絶頂契約、絶頂法、
絶頂プロセッサ、絶頂プロトコル
中小企業絶頂政策。
どうであろうか。
絶頂が止まらない。
珍談士絶頂試験は2,000%の合格率で
受験者全員を絶頂させる。
遠慮などいらない。
目的など必要ないのだ。
目的よりも大切なのは何か。
ティム・フェリスが言うように
それは「刺激」である。
刺激の先に何があるか。
それはまさしく「絶頂」であろう。
エンドレス絶頂状態で
エンドレス・バケーションを
がなり散らしたDee Dee Ramoneを
今こそ思い出そうではないか!!!

音楽聴いてチキンスキンがスタンディンッ!

音楽を聴いていて
鳥肌が立ったことはあるだろうか?
鳥肌が立つ人は脳が特殊な構造に
なっているという記事を見た。
割合としては4%しかいないらしい。
4%!?!?
本当だろうか。
私は音楽を聴いてすぐに絶頂し
鳥肌実になってしまうし
周りの人に聞いてもチキンスキンが
立つことがあると言う人は多い感じである。
4%と言えば珍談士の合格率を想起させるが
私の時は3%だったゾというのは
タダの自慢でありインテンシンション
シャンテンシンションイーに他ならない。
一卵性双生児が誕生する確率は
1000分の4となっており
つまり0.4%の確率で産まれるが
古来から人種に関係なくその割合で
産まれるのは未だ謎のようである。
いやはや神秘的な話であるが
話を戻してどんな音楽で鳥肌実
立っているかを思い返してみた。
スローな曲が多いかもしれない。
スピード感がある例えば
60's R&B Garage Punkソングは
鳥肌というよりかは発狂する感じだ。
じわりじわり昇天していくような曲が
鳥肌ソングと言えば頭に浮かんでくる。
例をあげれば
TelevisionのMarquee Moon、
Mice ParadeのTales of Las Negras、
Lee PerryのWoman's Dub辺りだろうか。
これらの曲は轟音鳥肌必聴神曲である!
鳥肌が立たない!?!?
そんなバカな。
気合いでチキンスキンを立てろ!!!
鳥肌など全員立つ!!!
己の鳥肌をおぱぱして絶頂せよ!!!

ナマケモノ師匠、ブレず!!!

ナマケモノ師匠に会いに行った。
一年ちょっとぶりである。
師匠に会い、顔をギリギリまで
近づけてその尊顔をマジマジと
見せていただきたいと考えていた。
目を合わせて私を高次元の世界へ
導いていただきたいと考えていた。
師匠がいるゾーンに入った。
師匠に会う前に亀さんに会った。
亀さんはノロノロと歩いていた。
その先にはなんとアリクイ先生がいた。
ダリが飼っていたアリクイである。
先生はフェンスを上ったり下りたり
せわしなく動いていた。
奇妙なフォルムがチャーミングである。
そしてとうとう師匠の所へ私は辿り着いた。
ナマケモノ師匠は木にぶら下がり
体を丸め顔を隠しながら寝ていた。
師匠はピクりともしなかった。
顔が見えないので知らない人は
なんかぶら下がってるけどーくらいの
印象しかもたなかっただろう。
私は師匠が顔を上げてくれるのを
しばし待ってみた。
しかしピクりとも動かなかった。
爆睡である。
私は諦めそのゾーンを去ろうとした
まさにその時、飼育員の方が
師匠を起こそうとしていたのだ!
師匠はなんすか?的な雰囲気で
一瞬顔を上げたのを遠目で私は確認した。
コレはチャンスだ!!!
私は走った。
師匠のお顔を見るために。
ダッシュ!!!
そして師匠の所へ戻った。
師匠の様子を見た。
オーノー!!!
師匠はまた顔をうずめ寝てしまっていた。
さすがっすね、師匠。
ブレないっすね、師匠。
あなたのそのストイックな姿は
まるでギターソロを拒否する
ジョニー・ラモーンのようです。
ある意味パンクです。
あなたにとっては
肛門哲学も放屁芸術も同義なのでしょう。
私はあなたに憧れます。
また行きますから。
その時は30秒でいいので
そのお顔を見せてください。
私は師匠におぱぱされ
その場を去ったのだった。

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BOSAI(暴犀)がCSRを堪能する

防災の日だっちゅうことで
オンメエ保護者会会長だっちゅうことで
警備保障会社が開催する
地域の防災訓練イベントに参加してみた。
集合してから歩いて子供達を
その企業のビルまで連れていくという
マジメなものであるが
その見事なCSR活動に感心したのだった。
警備保障の方に誘導されビルに着き
待機しているとその企業の巨大マスコットが
現れ子供達は大興奮であった。
掴みはOKである。
そしてそのビルの最上階の展望台で
我が街を一望するという流れ。
きっと災害時に我が街全体を見れるように
360度見渡せる展望台を作ったのだと思う。
ヘリポートもあった。
さらにガツっと我々の心を掴んでくる。
それから消火訓練や煙が発生した
部屋の通過の訓練などをする。
そしてお腹も空いてきたところで
炊き出し訓練での食事である。
確かに炊き出しも訓練する必要がある。
緊急事態が発生しても訓練しておけば
たんたんと準備できるというわけだ。
我々は塩おむすびを喰らった。
え、海苔は巻いてないのかよ!?
具は入ってないのかよ!?
平和ボケしたティン化したカスの私は
緊急事態に海苔なんて巻いてられるかよ
具をどこで調達すんだよという事実に
気付かされたのだった。
カスティーノのカスを煎じて飲む
必要があるようだ。
そしてこのイベントの最後に
最初に現れたマスコットのお人形が
子供達一人一人に配られたのだった。
かなりしっかりした作りで購入したら
それなりの値段がするだろう。
そのマスコットの人形は
地元のサッカーチームのユニフォームを
着ており、現実同様スポンサー企業の
ロゴがユニフォームにたくさんあった。
なるほどこうやって資金を集めるわけだ。
我が家に警備保障のマスコットが来た。
毎日その人形を目にするだろう。
嗚呼、なんて安い投資なんだ!
完璧なCSR活動ではないか!!!
リクルートにも影響するだろう!!!
私は練り込まれたCSR活動を堪能し
若干日差しが強い中で
頭痛になりながらも絶頂したのだった。

読書により経験が豊かになり、経験により読書が豊かになる、ナルフォッド!

ある本を読んでいたら
ナルフォッドと思う言葉があった。
「読書により経験が豊かになり、
経験により読書が豊かになる」と
書いてあった。
言われてみれば当たり前のことだが
私の永年のジレンマを軽減してくれる
ワードである。
なんだかんだでほぼ毎日何かしら
読書はしているのかもしれないが
私はある強迫観念を抱えている。
「読書というインプットをする時間は
アウトプットする時間を放棄している」
という強迫観念である。
これは全てにおいて言えることだ。
音楽を聴くということは
聴いている間は音楽を創ることを
放棄している。
何かを読むということは
何かを書く(描く)ということを
放棄しているのだ。
しかし上記のように考えれば
少しだけこの強迫観念が和らいでくる。
インプットしている時は
良質なアウトプットが出てくることを
イメージするのだ。
アウトプットしている時は
このアウトプットが今後のインプットを
より興奮させる作用をもたらすと
イメージするのだ。
客観的に考えれば
強迫性アウトプット障害なのかもしれない。
私が死ぬ時全てのインプットは無に終わる。
アウトプットは俗物の残骸として
死後の間少しだけ世界に止まる。
この感覚はもっと掘り下げてみたい。
ぬん!!!

おぱぱされるもどかしさ

全国各地のものづくりメーカー、
作家さん、職人さんを取材するようになって
4年以上が経過しようとしている。
その現状を見るにつれ
必死に戦っている方達を見るにつれ
もっと入り込むことはできないのか
お役に立てることはできないのかと思い
また元々経営に興味があったこともあり
私は2年前に中小企業診断士となった。
もはや私は五郎丸的ルーチンにより
中小企業診断士というよりはむしろ
超現実珍談士になってしまった感もあるが
社長さんや代表の方に以前よりも
突っ込んだ話ができるようになった。
元々企画が、ありのままの思いに迫る
企画であるので必然的にそういう話に
寄っていくのだが
経営理念や思いを聞いた後は
深く掘り下げることはあまりしないものの
経営的な悩みの話をすることが
多くなってきたような気がする。
診断士になったおかげか
さっぱりわからねえ!?と言った感じには
あまりにならずに
それでそれでどうなってるんです?と
聞けるようになってはきたが
もっともっと聴く力をつけていきたいと
思うと同時にそこまで聞いて
なぜもっと入り込めないのだ!?という
自責の念が私を付きまとってくる。
これはもどかしさとしか言いようがない。
時間は有限である。
もどかしい人生などクソくらえである。
時は迫りつつある。
おぱぱぱおぱぱぱおぱぱへい!!!
おぱぱぱおぱぱぱおぱぱへい!!!
ザッツオパチュニ。
愛しき中小企業よ。
私をもっとおぱぱしてくれ!!!

メンテナンスブレークスルーッ

ある職人さん、製作家さんを取材した。
あるものを製作している方だが
製作だけでなくメンテナンス、
つまり修理も事業の軸として
大きな割合を占めているとのことだった。
あるものを製作する場合、
製作だけに専念しているケースと
お客さんからモノを預かって
メンテナンスも行うケースがある。
製作家であれば製作に専念したいだろうと
思いきやメンテナンスが製作に
役に立っているという。
お客さんから色々なものが届き
それらを見てメンテナンスすることで
色々なノウハウが得られ
そこからインスピレーションが
得られることもあるとのことだった。
このことは何を意味するかというと
何かを開発する際には開発者だけで
考えるのではなくメンテナンスに
特化している部門や人も開発段階に
参加してもらうことで良い製品を
作れることがあるということだ。
ものであればものを一番触っている
人が一番具体的なアイデア
出せることもあるだろう。
逆に現場を全く知らない人間も
参加した方が良いケースもある。
現実が製品の革新を
妨げることもあるからだ。
しかしインプットなしで
良いアウトプットは出せないため
メンテンナンスに没頭している
人の意見に耳を傾けることは
有効な手段の一つであると思う。