サルバドール・ヱビ

超現実珍談集

絶頂研究所による全裸健康法の検証

内に向かうエネルギーにお腹一杯で
外に向かうエネルギーが恋しくなるなら
そのバランシングを取るために
一芸に秀でる前に情熱を!という
スローガンをぶち壊して心の鬼と
酒を酌み交わしながら
馬鹿を演じる天才こそ天才という
周知の事実を鼻で笑って
動物を神格化する哲学について考える。
骨を埋める地域への哲学的考察に
下痢芸術がこびりついて離れないから
スーパーマーケットのBGMの陳腐さを
崇高なものに感じられるように
感性をすり替える訓練をしなきゃ。
タブーを昇華させるいわゆる
タブーアウフヘーベンの未来で
クリエイティブ保証課が議論したいことは
食事量と大成する人物の相関関係である。
食の細さを売りにしているマニアは
絶頂研究所に転職しなければ生き残れない。
その世の中をどう感じるかは
あなた次第と言ったところか。
アスリートのような芸術家を調査した
落語家は講演中に瞑想して
それはあたかもジョン・ケージ4分33秒
そんなこんなの混乱状態の中
ある男は構想と技術を繋げる商売を始めた。
最初のとっかかりは全裸健康法らしい。