サルバドール・ヱビ

超現実珍談集

ディクショナリズム

英和辞典をペラペラとめくっていた。
Dの欄だった。
Da、Dal、ん??
Da-liがあるではないか!
ダリ(Salvador 1904-1989スペインの
超現実主義の画家)と書いてある。
ぬおおおおおお。
私は即座にアンドレ・ブルトン
載っているかを調べてみた。
AndreにもBretonにも載っていない。
シュルレアリスム(超現実主義)の創始者
シュルレアリストの法王として
君臨したブルトンは載っていないのに
シュルレアリストグループから
除名処分を受けたダリは載っているのだ。
この違いは何なのだろうか。
「記憶の固執」を始めとした彼の作品が
人々の記憶に刻まれているからだろうか。
数々の奇行で知らない人はいない存在に
なったからだろうか。
どんな形であれ芸術界の進歩に2人は
貢献したに違いない。
不思議というか
辞典というものも当然に人の感性が
介在されたものだと言うことだ。
ジーニアスという辞典なので
「天才を演じれば天才になれる」と
言ったダリに分があったのだろう笑。
さらにペラペラとページをめくると
Chuck Berryが載っていた。
「米国のロックンロール歌手・
ギター奏者・作曲家」と書いてある。
1926-となっているので
まだ彼が生きている頃に
発刊されたものであることがわかる。
彼は2017年にあの世に旅立った。
そんなことをしていると
チャックベリーのライブを観た
思い出が蘇ってきたが
今日はこれくらいにしておこう。