サルバドール・ヱビ

超現実珍談集

放屁芸術

ダリセンセの「天才の日記」には附録として
「放屁の術、または陰険な大砲に関する概論」
という論文のようなものが掲載されている。
著者は「トランペット伯爵」となっており、
放屁に関する考察が長々と書かれている笑。
ダリが愛読していたものとされているが、
ダリ=トランペット伯爵ではないかと
なんとなく思えてきたのである。
ネットで調査してみても
これに言及しているものは大変少なく、
ダリ=トランペット伯爵としている
情報もあるが確定的なものはない。
この論文の中で
「放屁芸術」という言葉が述べられている。
「放屁」と「芸術」。
結びつく言葉としては最果てに
両者が位置していそうだが、
何とも言えない響きである。
これを読んでいると、
放屁を芸術として考えられなかった
自分の感性が問題なのではと思えてくる笑。
60歳になりすでに巨匠となっている
芸術家が出版した日記の付録である。
ただのギャグだとは到底思えない。
自分が至らないのだ。
MOTTO MOTTO自己に対して世界に対して
新たなシーザー(視座)がないかを
言及していかなくてはならない。
とっぴんぱらりのぷっぷっぷう~。