サルバドール・ヱビ

超現実珍談集

感性の書

感性の書。
小説、詩、随筆、自伝いろいろあるだろう。
感性の書は実務書の対義語である。
実務のために存在する書は
それはそれで実務遂行には必要である。
感性の書とは己の感性をぶちまけたものである。
つまり内容によっては
何言っているかわからない場合もある。
ダリ先生の著書は典型的である。
ん???となりそのまま先へ進むことになる。
しかしそれがいいのだ。
異常とも思える特異な他者の感性のみが
自己に変革をもたらす。
お利口さんのためのあるいは
人生を上手に生きるための書は
逆説的に私を苦しめる。
批評家、評論家の書も私を苦しめる。
苦しめるものは必要ない。
ビジネス書は実務書寄りであり
ビジネス書で感性の書であることは珍しい。
己の感性をぶちまけた書を読み
完膚なきまでにヤられ
その処方箋として気休めに一般的な本を
読むくらいがちょうどいい。
人生は短い。
古典や偉人本人が書き記した本を読み
真正面で対峙することが絶対的に重要である。
クニオ!
クニオが呼んでいるゾ!
クニオオニク!!