サルバドール・ヱビ

超現実珍談集

売れた本と偏執狂的批判的読書

平成で売れた本を紹介するTV番組を観た。
全部を観たわけではないが
そんな本あったね〜なんて話になった。
来たる令和の時代には一体どんな本が
流行るのだろうか。
売れる本というのは
その本のアイデアや内容が面白いのはもちろん
時代にマッチしていなくてはヒットしない。
需要と供給のそれである。
そして間違いなく仕掛け人がいる。
10年前は手当たり次第ビジネス書や実用書を
読んでいたが最近はトレンドのものを
ほとんど読まなくなってしまった。
いいのかわるいのかわからないが
拒絶だけはしないでおこうと思ってるが
後ろにいる仕掛け人の気配を感じてしまうと
どうしてもスルーしたくなるのが
アマノジャクタロウの異名を取る
私の自己分析的志向である。
経営支援者を志す者としては
最新の外部環境、トレンドを抑えることは重要だ。
しかし自己を変えるには
そこそこ狂気をはらんだ書が必要である。
ダリの狂気を感じる方が私に取っては
心地の良い読書である。
いやちょっと待てよ。
チョ・マテヨ。
自己の内部を変えられない人間が
他者を動かすことができるのだろうか?
尋常ではない狂気を私は追い求める。
偏執狂的批判的読書が令和の時代の読書法である。
流行の本はタイトルを読むだけでものにしてしまえ!
古典を!古典をくれ!
古典を読んでスッテンコロリン!!!
頭を強打するかと思ったら古典がクッションに!
ありがとう古典!!!