サルバドール・ヱビ

超現実珍談集

裏表紙だけでヤられる

サルバドール・ダリにハマり、
彼の著書「天才の日記」を読み終えたところ
ダリ中毒になってしまったので
「ダリの告白できない告白」という著書を
ポチっとゲットしてみた。
ダリについて書かれた本ではなく、
彼自身の著書が読みたいのだ。
1976年の古書である。
裏表紙だけでヤられそうである。
「いかにして超一流の俗物になるか」
「淫らになりながら純潔でいる方法」
「神を信じることなく祈る方法」
「肛門のユマニストとダリが称しているもの」
などと書かれている。
そんじょそこらのビジネス書では
お目にかかれない言葉の羅列である。
しかし妙な安心感を感じるのはなぜだろう。
真実を言おうとしていると感じるからだろうか。
キレイゴトではない何か、
それが超現実なのかはわからないが、
個人的にそこに胡散臭さのようなものを
感じないのである。
錯乱しているのか錯乱を装っているのか
そんなことはどうでもよく彼の言葉に耳を
傾けたくなるのだ。
心のどこかで私も超一流の俗物になりたいと
思っているのかもしれない。
多分だが私は錯乱していない。
ノイズ!ノイズ!ノイズノイズノイズッ!