サルバドール・ヱビ

超現実珍談集

「目標」ではなく「興奮」

自分が何をしたいのか、何を望んでいるかを
答えられない人は意外と多いと思う。
私もそう質問されたら何と答えるか迷うと思う。
「あなたの目標は何か」という問いも
同様に曖昧で答えられないものだ。
ティム・フェリスは「興奮」こそ
追い求めるべきものだと言っている。
また「情熱」「喜び」よりも「刺激」に
注目せよとも述べている。
「何を望むのか」「目標は何か」ではなく、
「何に自分は興奮するのか」を問うことが
定義を明確にするヒントとなる。
確かに「興奮」を基準にするとわかりやすくなる。
音楽を聴いて興奮する、演奏して興奮する、
スポーツを観て興奮する、
新しいことを知って興奮するなどなど
全く何も出てこないということはなくなる。
これは私の考えだが、
「目標」がすでにあるのであれば、
それを実現していく中で、あるいは達成したことで
自分は「興奮」するのかを考えてみると、
その目標が自分を偽って設定されたものでは
ないかがわかると思う。
また「興奮する」を「生きがいを感じる」にすると、
さらに色々と出てくる人もいるのではないかと思う。