サルバドール・ヱビ

超現実珍談集

定義する(Definition)>削減する(Elimination)

Tim Ferrissはライフスタイルデザインにおいて
「DEAL」というステップを
提唱していることを前回述べた。
DはDefinitionで「定義する」、
EはEliminationで「削減する」であるが、
「定義する」が何よりも重要であると思う。
自分が何をやりたいのか、やるべきなのか、
それを定めないと、一体何のために削減し、
効率化するのか分からないまま
物事を進めることになる。
「削減する」ことに対して
モチベーションも上がらない。
自分は何をやりたいのかわからないと
言う人も結構いると思う。
そのヒントとして、
「ほしいもの、なりたいもの、やりたいこと」を
それぞれ5つずつ、
「訪れてみたい場所、死ぬ前にしたいこと、
毎日したいこと、毎週したいこと、
ずっと学んでみたかったこと」を
それぞれ1つずつ、
まず挙げてみることをすすめている。
経営者であれ、会社員であれ、
自分のやりたいことを「定義する」ことは大切だ。
生産性向上、働き方改革などの
根幹にある問題だとも思う。
企業であれば競争に勝つ為に
生産性向上を行うという「建前」があるが、
その企業で働く人々が流されるままでいいと
考えるのであれば主体的に動き、
生産性向上をしようとは思わないだろう。
何かを削減し効率化を考える前に
大事なことをじっくり考えていきたいものだ。