サルバドール・ヱビ

超現実珍談集

選択的無知(Selective Ignorance)

Tim FerrissはThe 4-Hour Workweekで
「選択的無知」という考え方を述べている。
「あえて無知でいること」を提唱している。
自分にとって価値があるもの、
自分にとって必要なもの以外は
あえて知ろうとしないということだ。
あれも知りたい、これも知りたいでは
時間がいくらあっても足りない。
情報過多の時代と言われるが、
仮に2000年前でも当時の知を全て
究めることは不可能なことだと思う。
そう考えると自分が何がしたいのかを
「定義」することは重要だ。
それがなければ、何に対して
あえて無知でいるかを決めることは出来ない。
さらにやりたいことというのは時に流動的だ。
「定義」も揺らぎやすい。
選択的無知も流動的になるということだ。
一人の人間が持つ時間は有限であり、
限られた時間で何をするかは、
極論、どう生きるかを考えることでもある。
かなり奥深いコンセプトではある。
もうちょっと突き詰めていきたいところだ。