サルバドール・ヱビ

超現実珍談集

商圏と規格という制約の中で

商圏が限定されているビジネス
ちゅうものが存在する。
わかりやすい例が食べ物だろう。
その場で食べるか
持って帰ってすぐ冷やさなければ
ならないものは遠くのお客さんに
自分たちの商品を届けることはできない。
保冷剤を入れたらある程度まで
延長できるかもしれないが
それでも限界はある。
仮に腐らないものが開発されたら
あるいは安価で長期間冷やせるものが
開発されたとしたらそれは革新であり
ビジネスが根底から変わる可能性がある。
現実はなかなかそうはうまくいかないが
そこを狙っている人もいるだろう。
多くは語れないが
商品を作りだしたら素早く消費しないと
いけない事例に遭遇した。
さらにその商品は規格が存在し
差別化が難しいケースである。
自由気ままに商品を作ってはいけないのだ。
制約がある中でどう戦っていくか
ひねり出していかねばならない。
差別化できる商品というのは
恵まれていると言えるのかもしれない。
そういった企業を支援する場合は
商圏と規格という制約の中で
どれだけアイデアを出し実行してもらい
結果を出していくかがカギなのだろう。
珍談士としてはとても興奮するが
果たしてどこまでできるのか!?
と言った感じである。

超一流の俗物道

一流と二流。
一流のなんとかはこうしている。
二流のなんとかはこうしている。
こんなキャッチフレーズを
巷で結構見かけると思う。
誰しも二流よりは一流になりたいだろう。
私は二流でいいんですとでも言いそうな
ナマケモノ師匠も超一流の哲学者である。
一流は本来何も語らないのではないか。
謙虚さと一流には相関がありそうだ。
一流二流を語るということは
ではあなたはすべからく一流なのですね?
というカウンターパンチが毎回返ってくる
非常にストレスフルな発言である気がする。
そういった状況でやはり目指すべきは
「超一流の俗物」であると思う。
その言葉は矛盾していると感じるなら
超一流の俗物道は閉ざされてしまっている。
超現実の世界ではまさしく
その道しか目の前に見えないのである。
昔、セッションという映画を観たことを
ふと思いだした。
バディ・リッチのような名ドラマーを
目指す学生と熱血教師の物語であった。
その感想を親友であるバンドドラマーに
話してみたところ見解が一致した。
「制作者はあまり音楽が好きじゃない」と。
全く同じことを感じており
やっぱりそうだよなという話になった。
これに関して冷静に端的に
詳しく説明しているサイトも見つけた。
https://ncode.syosetu.com/n5579eu/
私と親友の酒で酩酊しながらしたこの会話は
超一流の俗物的会話の一例であろう。
超一流の俗物はその後ろに隠れている
愛に気付くということか。
つまりそういうことである。

究極、理由はない

目的を定めなさないと
目標を定めなさないと
巷では言われていると思う。
目的や目標を定めることが
大切なことであることは
もちろん承知している。
それらがなければ
何をどうしていけばいいか
わからないからだ。
ゴールがない地図で
右往左往するだけでは
なにも成し得ないし
無意味に時間が過ぎ去るだろう。
しかしここで一つ問題がある。
目的や目標を定めよと言われ
それを無理矢理定めた場合、
なぜそれをしたいのかと聞かれた時に
答えられない状況が発生する。
なぜ?なぜ?なぜ?と何度も何度も
聞かれた時に究極はたった一つの
ワードにたどりつくだろう。
それは「ヤりたいから」だ。
それであれば正解である。
それ以外であった場合は
何かと目的や目標に理由をつけてそれを
義務や使命に変換していることが
多いような気がしている。
使命を持つことも尊い
ヤりたいからヤってるやつも尊い
これは経営理念であろうが
個人の目標であろうがそうである。
「ヤりたいから」に帰結するものは強い。
強制されなくてもそれを続けるだろう。
なぜならヤりたいからである。
あなたは何をヤりたいのだ?
私は何をヤりたいのだ?
私はおぱぱしたい。
私はおぱぱしたい!!!
私はおぱぱしたいのだ!!!!!

強みなんて言わないで弱みなんて言わないで

診断士が年一回受けることになっている
理論政策更新研修会を受講した。
珍談士的に言うとリロケンにジョインして
バイブスぶち上げてきた。
ぬぁるふぉどっ!と唸る話を聞いた。
診断士は経営支援を行う上で
経営者にヒアリングする時に
強み弱みを聞くことがあるが
強み、弱みという言葉を使わない方が
イイゾというお話だった。
強みであれば
工夫していることは何でしょうとか
心がけていることは何でしょうと
弱みであれば
あったらいいなと思うことは
何でしょうとか
こうだといいなと思うことは
何でしょうと聞くといいとのこと。
懇親会がその後あり
講師の先生の方に話せる機会があったので
もう少し詳しく聞いてみると
強み弱みという言葉を使うということは
自分のどの点がカッコいいんですか?
自分のどの点がカワイイんですか?
自分のどの点がダサいんですか?と
と聞くことと同じだよと教えてくださった。
確かにそうである。
そんなこと聞かれたら何だコイツと思うし
テキトーなことを回答するだろう。
なぜなら思っていても言うことに
抵抗があるから。
とにもかくにも濃密で衝撃を受けた
講義であった。
診断士道はどこまでも奥が深そうだ。
アビバビバビバ!
オパパピパピパ!!!
おぱぱブチ上がり過ぎて
オパたにえんになってしまいそうだ!!!

P-SWOT

SWOT分析というものがある。
知っている人も多いだろう。
強みと弱みと機会と脅威の4つを列挙して
経営戦略を考えるフレームワークである。
出てきたものをクロスさせる
クロスSWOT分析というのもある。
SWOT分析などもう古い。
使いものにならないと言われることもある。
中小企業診断士のエビスタケシこと
超現実珍談士サルバドール・エビは
そういった否定的な意見を
ブラックホールのように吞み込み
超現実化してしまう力がある。
4P分析というものをご存じだろうか。
4つのPからなるこれまたフレームワーク
Product(製品)、Price(価格)、
Place(流通)、Promotion(販売促進)の
4つの要素から戦略を考えていくものだ。
私の超現実的な力によって4P分析は
P-SWOTとして新たなフレームワークとなる。
話は簡単だ。
4つのPをそれぞれSWOTするのである。
製品の強み、弱み、機会、脅威。
価格の強み、弱み、機会、脅威。
流通の強み、弱み、機会、脅威。
販売促進の強み、弱み、機会、脅威。
既存の戦略の見直しを図る時に
P-SWOTは有効な手段である。
競合他社と比べた自社製品の強み、弱み。
新たな技術の台頭による既存市場への
影響と自社製品が受けるであろう脅威。
現状の価格設定の強み、弱み。
新たな流通方法の機会。
現状の販売促進の強み、弱み。
新たな販売促進方法の機会。
これを使えばいくらでも打ち手が
出せるというシロモノなのである。
私は気付いてしまったのだ!
出し惜しみなどしない!
どうぞご自由にP-SWOTを使って欲しい。
もちろんクロスP-SWOTも考えれられる。
与えられたフレームワークをまずは
そのまま使うこともオススメだ。
そこで行き詰まったら
サルバドール・エビの手によって
新たに生み出された新フレームワーク
使ってみて欲しい。
中小企業におぱぱあれ!!!

経営者の涙

仕事で全国各地のものづくりに関わる
人々を取材しているが
初めてインタビュー中に経営者が
涙を浮かべながら話をしてくださった。
この企画が始まってもうすぐ4年半になるが
おそらく初めてだと思う。
経営の話というよりかは
ものづくりへの思い、
さらにその人そのものの生き方や
人生哲学に迫る企画なので感情的な部分に
触れる流れにはなるのだが
なんだかジーンときてしまった。
企業というものは究極な話、
思いが具現化されたものであることを
ヒシヒシと感じる。
思いのない企業は存続できず
遠くを見据えて進んでいかなければ
少なくとも企業は将来的になくなるのだ。
「やるかやらないかそれしかない」と
おっしゃっていた。
「ゴールを決めた方が楽」とも
おっしゃっていた。
やるべきことが明確になって
ただそれをやるだけだからと。
色々と考えさせられる。
多くの経営者に会ってみたい。
出来れば中小企業の経営者と。

ITスッとラテ・ジッストッ!

知人がITストラテジストちゅう資格に
挑戦するということで
テキスト・問題集を私に見せてくれた。
ITストラテジストちゅうもんは
IT系の国家資格であり
最高峰に位置する資格らしく
経営戦略を理解した上でIT戦略を
立案・実行する人材を想定している。
中小企業診断士の人でITストラテジスト
保有している人をたまに見かける。
ITストラテジスト保有していれば
診断士1次試験の経営情報システム
免除されるようだ。
どんな問題なのか詳しく見てみると
筆記試験が中小企業診断士の2次試験に
似ていることに気づいた。
中小企業診断士2次試験は
事例1(組織・人事)
事例2(マーケティング・流通)
事例3(生産・技術)
事例4(財務・会計)
となっているがコレに
ITストラテジストの筆記試験が
事例5(情報)として足されても
違和感がない雰囲気であった。
ストラテジスト(戦略家)なので
診断士と親和性があるのだろう。
資格は知識を補強する上で
大変有効なものである。
可能なら手当たり次第、国家資格を
取りまくりたいものだが
時間は有限であり資格取得以外にも
やりたいことが山のようにあるので
悩ましいところである。
時間持ちになりたいものだ。
金持ちよりも時間持ち。
いや金持ちになって時間持ちか。
狂ったように勉強し血を吐きたい。
ナマケモノのように20時間寝たい。
どちらも両立させるのがオパパ兵である。
シャオラ!!!!!