サルバドール・ヱビ

超現実珍談集

経営者の涙

仕事で全国各地のものづくりに関わる
人々を取材しているが
初めてインタビュー中に経営者が
涙を浮かべながら話をしてくださった。
この企画が始まってもうすぐ4年半になるが
おそらく初めてだと思う。
経営の話というよりかは
ものづくりへの思い、
さらにその人そのものの生き方や
人生哲学に迫る企画なので感情的な部分に
触れる流れにはなるのだが
なんだかジーンときてしまった。
企業というものは究極な話、
思いが具現化されたものであることを
ヒシヒシと感じる。
思いのない企業は存続できず
遠くを見据えて進んでいかなければ
少なくとも企業は将来的になくなるのだ。
「やるかやらないかそれしかない」と
おっしゃっていた。
「ゴールを決めた方が楽」とも
おっしゃっていた。
やるべきことが明確になって
ただそれをやるだけだからと。
色々と考えさせられる。
多くの経営者に会ってみたい。
出来れば中小企業の経営者と。