サルバドール・ヱビ

超現実珍談集

老舗

トーキョーの診断士仲間がAI研究会と
老舗研究会に入っていると言っていた。
「AI」と「老舗」とは両極端な感じもするが、
そこが診断士らしくていいなとも思う。
「老舗」とはなんだろうか?
厳密な定義はないようだ。
創業100年以上の企業はなんと
日本に10万社以上もあるらしい。
世界で群を抜く老舗大国とのこと。
有名なのは飛鳥時代から続く「金剛組」だ。
創業578年らしい笑。
聖徳太子の命で創業開始したなんて
古事記、日本書記以前の話なので
とんでもなくビックリである。
2005年に経営危機になり、高松建設から
出資を受けなんとか倒産を免れた。
世界最古の企業なので、
何が何でも潰さないで欲しいと
世間も考えるだろう。
「老舗」として生き残っているからには
絶対的に理由がある。
独特の経営哲学などもあるはずだ。
ただ何となく100年以上も
経営出来るわけがない。
トレンドを追いかけるのも大切だが、
より本質的な所を追及する方が、
中小企業診断士の使命に合っている気もする。
老舗研究面白そうじゃないか。
歴史の勉強にもなるし、
その製品、商品、サービスにも歴史の重みを
感じることが出来るようになりそうだ。
オラワクワクしてきたダダイズム

「日記」の魔力

ダリの「天才の日記」という著書を読んでいる。
英題は"Diary Of A Genius"だ。
そのままやんけ笑。
47年前の1971年出版の著書なので、
古書をゲットした。
実にいい。
なんせダリが60歳で出版したタイトルが
「天才の日記」である笑。
脚色というか編集はあるにせよ、
日記なので生々しい。
偉人が何を感じ、考えていたかがわかり、
やっぱり只者ではなかったことがわかる。
ダリは1989年1月23日に他界している。
故人なのでその後のことや、
終着点も知っているのでそれも合わさって
尋常でない生々しさを感じるのである。
故人の日記本には魔力が潜んでいる。
「天才の日記」は出版を意識して
書かれたものでもあるが、
ダリの日記を全て収録したものではない。
掲載不可能な部分もかなりあったと思う笑。
そこを読んでみたいのだが、
人の尊厳があるので
それ以上は進んではいけないとも思う。
実は私も5年日記なるものをつけている。
2014年から始めて
2019年7月3日で5年日記が完成する。
とても人様に見せられるものではないが、
死んだ後、見られるかもしれないが
特に気にすることもない。
思うことを書き殴って何がわるい。
それでいいのだ。
よりMADに書き続けよう。

原価計算から未来を考える

トーキョーのマスターコースの
「利益の源泉としての原価管理」の講義で
あるメーカーの原価を分析し、
その診断結果を基に今後の戦略について
助言を行う演習を行った。
今後の戦略について3案あり、
診断結果によりどれかの案を選ぶのだが、
3チームに分かれて診断した結果、
見事に3チームそれぞれ結論が異なっていた。
一応ペーパーコンサルティングなので
模範解答というのものもあるのだが、
それぞれ3案とも全く見当はずれの助言には
なっていなく論理性のあるものであった。
自分の思考の浅さも思い知らされた。
コンサルティングというのは絶対的な正解が
存在しない世界ではあるが、
深く深く掘り下げて
一つの答えを出すことが重要だ。
納得性があり、効果のある助言を出すことは
訓練と経験も必要になると感じた。
そして永久に正解は出てこないので奥が深い。
さらにもう一つスーパーマーケットの
原価計算を行い採算がとれているカテゴリーと
赤字になっているカテゴリーを
あぶり出し効果のあるマーチャンダイジング
提案するという演習も行った。
赤字になっているカテゴリーの面積を縮小すれば
儲かるようになるという単純な問題でもないが、
どこで利益を出しているかを認識することは
店にとって死活問題でもある。
可視化されるにせよされないにせよ
「会計」はすべてに結びついているので
やはり診断士として企業の未来を見ていくために
会計スキルは磨いていかなくてはならない。

今年最後の企業内診断士研究会開催

年内最後の企業内診断士研究会が開催された。
今回は初の試みとしてプロコン診断士の先生を
ゲストとしてお呼びして話を聞いた。
独立開業から現在に到るまでの生々しい話を
聞かせてくださった。
そこまで教えてくれるの!?という感じで
一同大興奮であった。
この機会を逃さず
何でも聞いてしまおうということで
診断士手帳の診断士報酬の金額は
本当?ということも聞いてしまった笑。
やはり実際の人に話を聞くのが
一番心に刺さるし、診断士という仕事は
本当にやりがいがあるものなのだなと感じた。
そのまま突入した懇親会兼忘年会も
大変盛り上がった。
大都市と違い地方は
中小企業診断士が少なく活動が盛んではないので
企業内でくすぶっている人も多いと思う。
地道に活動して徐々に広げていきたいものだ。
企業内診断士研究会のブログも
いよいよスタートする。
何のネタを投下するべきか。
超現実診断士かつ焼酎希望珍談士として
考え始めYO。

技術弁護会計診断士

トーキョーで診断士の先輩方と仲間達と
BONEN会をした。
この広い世の中には、
弁護士兼公認会計士中小企業診断士という
変態レベルの方がいるらしい。
おそらくその方は変態と言われることが
褒め言葉に感じるに違いない。
ゴイスーである。
ふと私の席の周りの方々を見渡すと、
弁護士兼中小企業診断士
公認会計士中小企業診断士
技術士中小企業診断士というメンツで、
どんだけ〜という感じであった。
色々な話が聞けるので面白い。
地方都市発の唯一の焼酎希望珍談士である私は
麦酒と炭酸檸檬酒を飲むのであった。
資格など持っていなくても
尊敬できるスゴイ人はいくらでもいるし
資格を複数持っているからどうだということもないが
独占業務がないにも関わらず
中小企業診断士は色々な人を
集める不思議な魔力を持った資格であるようだ。
お台場シティならぬヲ・ダイバーシティである。
診断士に興味がある人、取りたいと思っている人は
参考にしていただければSAIWAIである。

民芸品と工芸品

民芸品工房を取材した。
「民芸品」と「工芸品」の違いはなんだろうか。
民芸品とは単純に説明すると
「日常的に使われる工芸品のこと」らしい。
つまり民芸品は工芸品である。
「工芸品」を調べてみると、
「実用品に芸術的な意匠を施し、
機能性と美術的な美しさを
融合させたもの」とのことだった。
実用品に芸術的要素を加えられたものが
工芸品と呼ばれるようだが、
人の感性が関わってくるものなので
曖昧なものでもあるらしい。
工芸品が伝統的であれば「伝統工芸品」になる。
伝統的工芸品」というのもあって
これは法律に基づいて経済産業大臣の指定を
受けたものがそう呼ばれるらしい。
なかなかややこしい。
実用性がなく鑑賞するためだけのものは
それは「芸術品」となる。
だいぶアタマが整理された。
今回取材した民芸品であるが、
とても可能性を感じる事例であった。
ここでその内容を公開することはまだ出来ないが、
時期が来たらその可能性に関して書きたいと思う。

自動記述川柳5

うるう年 うるうるしてる うるせえやつ

潤いが 黄昏空に 失われる

丸刈りの 出来そこないが 大盤振る舞い

着物着て 獣になって ズッコケる

解放の 宣言したら デザート食う

早急に 番狂わせて オムライス

右左 左右の目には 鬼がいる

シール張り 客来るの待つ 霊媒

テレビ付け お気に召さない 首飾り

組織論 無意識にする 白目変顔

4で割り切れたらうるう年!
でも100で割り切れたらうるう年じゃない!
でも400で割り切れたらやっぱうるう年!
なんやねん。
黄昏させて丸刈りで。
獣になってもデザートは食うよ。
番狂わせの鬼が来るよ。
毎週。
鬼の形相で。
お気に召すかどうかなんて関係ない。
変顔で出迎える。
白目剥いて待っていろ。