サルバドール・ヱビ

超現実珍談集

芸術経営学

数年前、「芸術経営」という言葉が
ふと頭に浮かんだ時があった。
「経営は生きた総合芸術である」は
松下幸之助氏の言葉でもある。
したたかで優れた芸術はしばしば
優れた経営理論や手法に則っていたりする。
AIの台頭で哲学や芸術が人間にとって
さらに重要になってくるとも言われている。
少し調べたところ、東京藝術大学大学院は
2016年4月に国際芸術創造研究科
アートプロデュース専攻というコースを
新設したようだ。
アートマネジメント、キュレーション、
リサーチの3つの研究分野から選んで、
研究を行っていくらしい。
アートマネジメントは直訳すれば「芸術経営」だ。
トレンドというか時代の要請なのかもしれない。
人間がつくったよくわからないものが好きで、
一応、経営支援者である中小企業診断士でも
あるので、「芸術」と「経営」に共通するものや
それらを融合したものなど、体系化も進んでいない
この領域を常々研究していきたいと思う。
父と娘で研究者の村山さんらが書いた
「芸術経営学事始め」という本を見つけて
購入したが読まぬままになっているので
手始めに読んでいこうと思う。