サルバドール・ヱビ

超現実珍談集

中小企業診断士第2次試験(筆記試験)の受験記録


平成28年の秋、いよいよ中小企業診断士試験の
山場と言われる第2次試験筆記試験の受験となった。
会場に着くと、第1次試験とは違う
ピリピリした緊張感が漂っていた。
「2ヶ月しか対策をしていない人間がこの中に
どれだけいるだろう?」そう思うと、
玉砕して当然で、今の自分を出し切るだけと
割り切って、程良い緊張感もありつつ
リラックスして受験することが出来た。
80分間4セット320分。
あっという間に時間は過ぎていった。
最後の財務・会計の事例Ⅳが終わった。
出し切った。
不思議と楽しかったなとも思った。
この試験の勉強をしたことがある人は
納得する人もいると思うのだが、
あーだこーだ考える試験なので結構楽しい。
正答がわからないことも理由の一つかもしれない。
ダメだったら勉強は楽しいし、
また来年だなと思いつつ会場を後にした。
合格発表は2ヶ月後。
これがしんどい。
ダメだろうなとは思いつつ、あわよくばと考えるので
もやもやが止まらない笑。
12月の発表まで悶々とした日々を過ごした。
合格発表当日は10時にオンラインで確認出来る。
おそるおそるサイトを開いて受験番号があるか、
数字の羅列を順番に見ていった。
まさか。
番号があった。
あの時の興奮を忘れることが出来ない。
第1次試験もそうだったが今でも信じられない。
何かがハマったのだと思う。
ただただ運が良かったとも思う。
合格発表の直前に長野県の上田に家族旅行をして、
真田昌幸、信繁(幸村)らも祀られている
上田城の中にある真田神社にお参りしたので、
番狂わせの神が味方してくれたのかもしれない。
正答は発表されないが、
後日、試験を運営する中小企業診断協会
自分の得点が何点だったか開示請求することは出来る。
一応その開示請求の結果も記録として書いておく。
​事例Ⅰ(組織・人事)66点。
事例Ⅱ(マーケティング・流通)70点。
事例Ⅲ(生産・技術)69点。
事例Ⅳ(財務・会計)65点。
合計270点。
運良く受かってしまった者なので、
大したことは言えないが、
この試験は聞かれたことに素直に答えること、
自分が信じたものを徹底的に信じ抜いて学習することが
大事だと個人的には思う。