サルバドール・ヱビ

超現実珍談集

クリエイティブ地獄

どこもかしこもクリエイティブ。
クリエイティブ地獄。
クリエイティブとはなんぞや。
書籍を読み漁る。
クリエイティブな書籍読み漁る。
書籍自体がクリエイティブ。
堂々めぐり。
左にあるものを右に動かす。
1と1を足して2にする。
それ以外はクリエイティブ。
いやいや違う。
それさえもクリエイティブ。
神格化されたクリエイティブを
ゴミステーションに捨てる。
それを載せたゴミ収集車が
爆発して吹っ飛んだ。
その有様を見てクリエイティブな涙を流す。
クリエイティブ地獄。
伝統主義者かつ革新主義者であれ。
アンビバレンスに引き裂かれる直前まで
アナタはクリエイティブ。
均衡とれないならスピンしろ。
時折アウフヘーベンさせて
その対義語も産み出してスピンしろ。
そんでそれもアウフヘーベンさせて
45度の曲がり角を全速力で曲がれ。
曲がり損ねてクリエイティブ地獄。
クリエイティブ地獄。

どっちかの夜は昼間!?!?​

大流行中のレオナルド・ダ・パンピのUSOであるが、
娘達もノリノリでテビレを観て踊っている。
おそらく企業等の忘年会ではどこもかしこも
今年はUSAだらけになっているに違いない。
歌詞が下に書いてあったので、
ボーっと見ていたら
「どっちかの夜は昼間」とドヤ顔で歌っていた。
どっちかの夜は昼間!?!?
日本が昼の時はアメリカが夜、
日本が夜の時はアメリカが昼と言いたいのは
すぐわかるのだが、冷静に考えれば
かなりワイルドな言い回しである。
他にも突っ込みどころ満載な歌詞であるが、
開き直りかつドヤ感のある感じキライではない。
私はテビレで流れるほとんどの日本の音楽と
歌詞がなぜか苦手である。
ただのあまのじゃくなのだと思うが、
受け入れることが出来ない。
ある意味病気である。
しかしこういったバカバカしい歌詞は好きだ。
こういった感覚、言い回しを
マーケティングでのキャッチコピーなどに
活かすことが出来たら面白いなと思う。

全画集の威力

ダリ先生の全画集をゲットしてみた。
ノリでタイトルをサルバドール・エビと
つけただけであったのに、その世界に
引きずり込まれてしまったようだ。
ダリ先生の魅力は一言で語れないが、
アカデミックかつアバンギャルドな点が
魔力を倍増させていると思う。
英語版で780ページ。
全画集はとんでもない威力があった。
その人が産まれて死ぬまでの作品が
全て収められているからだ。
ダリが生きた84年間、日に換算すれば
30,949日がぶっ詰まっている。
正確には1910年の6歳の時から
最愛の妻ガラが亡くなり元気を失くし
制作をやめてしまった1983年5月までの
73年間に制作された作品が詰まっている。
年を追って解説とともに画が載っているので
順に読み込んでいこうと思う。
天才を演じきれば天才になると言い
数々の奇行で有名なダリだが
それははっきり言ってマーケティング
セルフブランディングのためであり、
それはそれでエンターテイメントとしても
かなり面白いのだが、それよりも
芸術家として画にひたむきに向き合った
一人の男の生涯にガツンとやられるのである。
本当に人生はあっという間だ。
一冊の分厚い本にすでにこの世にはいない
一人の人間のアウトプットが
全て納められているという事実が
自己の何か根源的なところを揺さぶってくるのだ。
ゴミであろうがクソであろうがなんであろうが
まき散らすのが正道である。
そして全公開しなければならない。
吟味などする必要もない。
なぜなら人生は一瞬であるから。
ビリー・チャイルディッシュが言うように
浮かばなければサカサマにすればいい。
まき散らせ。

TSUYOMI

「強み」とは何だろうか。
例えば居酒屋であれば、
料理の腕が良い、独自性がある、
立地が良い、仕入れに強い、集客に強いなど
色々あると思う。
企業の競争優位の源泉を分析する
VRIO分析をやればその点は明確にできる。
Value(経済価値)
Rarity(希少性)
Inimitability(模倣困難性)
Organization(組織)
経営がうまくいっている企業はこれら4つの中で
1つ以上強みを持っているはずである。
しかし、これらを保持していても
100%安泰でないのが経営の難しさである。
状況は変化する。
経済価値や希少性は突然低下するかもしれない。
模倣することが困難でも
競合が一つ一つその要素を分解し模倣し、
模倣できない要素は別のやり方で対応すれば
それはそれで脅威となり得る。
組織も組織論的な体系は確立されているので、
時間をかければ同じような力を発揮できる
組織構築ができるかもしれない。
そう考えていくと、
やはり最後は「人」かもしれない。
超長期的に考えると唯一の強みは
「人」に帰結するかもしれない。
同じ人間は一人としていない。
あまりに理想論的だが
その人が常に成長出来る環境で組織の中で
最高のパフォーマンスを発揮出来ているのが
ベストな状況である。
そんなことを思った。

陛下の涙

天皇陛下が誕生日を迎えられ
記者会見を行い思いを述べられた。
国民や皇后陛下への感謝を述べる時には
声を震わせて語っておられた。
天皇陛下は神事を執り行い、
国民の安寧を日々祈ってくださっている。
こちらも涙なしでは見られなかった。
我が国は古代から権威と権力が分けられ
絶対的権力者が日本を完全支配することなく
有史以来、天皇は絶対的権威として
日本は一つとなり歴史を歩んできた。
ここまで長く続いている国は存在しない。
神格化された絶対的権威が
いないとどうなるのか。
権力者がその地位を獲得しようと
他の権力者と争い始める訳である。
その争いは永遠に終わることはないだろう。
無駄な血が流れ続ける。
日本人の知恵なのか気質なのか
どうしてそうなったのかを
簡潔に述べることは難しそうだが、
非常に独特で珍しい構造をもった国である。
皇室を敬い大切にすることは
家族を大切にする、仲間を大切にする、
地域を大切にする、国を大切にすることに
繋がっていると私は考える。

企業内診断士研究会ブログ書いてみた

企業内診断士研究会ブログを書いてみた。
https://note.mu/ebisutakeshi/n/n667b06d1db84
毎週2回ブログリレー形式で更新される予定だ。
メンバーがそれぞれどんなことを
書くのか楽しみである。
おそらく都道府県単位での企業内診断士による
ブログリレーは日本初だと思う。
月一とは言え何を書けばいいのか結構悩むものだ。
企業内診断士は企業でやっていることを
事細かく書くことは出来ないが、
企業内診断士しか書けないコンテンツというのも
もしかしたらあるのかもしれない。
診断士は更新制で5年以内に30日間以上、
中小企業に対して診断助言業務を
行わなければ失効となる。
営利、非営利問わず何かしら有資格者は
助言業務を実施しているはずなので、
その辺の事例研究をしてもいいかもしれない。
働き方改革が進み「企業内診断士」という言葉が
死語になる日は来るのか?
人口減少、高齢化が進んでいく我が国だが、
日本全体が活性化することを願うばかりである。

ダリングリッシュ?

ダリ先生が英語を喋る映像を観た。
ドッリ~ミング!と超絶巻き舌であった。
いわゆるスパニッシュ・イングリッシュ
というやつなのだろうか。
ジャーマン・イングリッシュ、
フレンチ・イングリッシュ、
イタリー・イングリッシュ、
チャイニーズ・イングリッシュ、
ジャパニーズ・イングリッシュなど
あらゆるイングリッシュが存在する。
大英帝国の植民地政策からのアメリカの台頭が
大きく関係しているのは述べるまでもないが、
英語は世界の事実上の国際語となっている。
流暢な英語を喋るより、
堂々と巻き舌イングリッシュを喋っている方が
カッコイイと思ってしまった。
通じればいいのであり、何を思うか
何をしているかの方がはるかに重要である。
ジャパングリッシュ
極めればいいだけの話である。
ヨーロッパは言語が比較的似ているのもあって
なんとなく通じ合ってしまうのは羨ましくもある。
スペイン語で話しかけてイタリア語で返されて
会話がなんとか成立してしまうらしい。
言語というものは不思議なものだ。
マ~ベラスセルベッサヨロレイヒ~
ドッリンキンヨイド~レドランク
メルシ~ポッテイト~である。