サルバドール・ヱビ

超現実珍談集

経済制裁からの「制裁発想法」

経済制裁の結果、
飢餓などが発生し亡くなる人が
出てしまうのは悲劇以外何物でもない。
一方で経済制裁によって
手に入らなくなった物資に代替するものを
発明しようという動きになり、
技術革新が起きることもあるようだ。
ドイツは第一次世界大戦時に
イギリスから経済制裁を受けたが、
その時に発明された
窒素からアンモニアを作る技術、
ハーバー・ボッシュ法」はその一例らしい。
ここで思ったのが、
「己に制裁」という形で何らかの制限を
自分に与えることで創造的になれる方法を
考えると面白いかもしれない。
「制裁発想法」と呼んでみる。
例えば時間を制限してみるとか、
通勤手段を制限してみるとか。
使えるお金を制限してみるとか。
またこれは経営にも展開することが出来る。
例えば主力製品の販売が諸事情で制限されたら
どうすべきかを社内で議論してみると、
良いアイデアが浮かぶかもしれない。

クレイジーな企業名

「クレイジーコンサルティング」という
企業名の存在に触発されて
いくつか刺激的なネーミングを考えてみた。
「株式会社発狂」
「株式会社無法地帯」
「オフィスMADMAN」
「俺の俺による俺のための株式会社」
「粉飾コンサルティング
「オフィスハイリスクノーリターン」
「脱税指南道場」
ん~やばい。
このふざけ過ぎるアタマ、
どうにかならないものだろうか。
「クレイジーコンサルティング」は
絶妙なところをついている。
ユニークな企業名研究も面白いかもしれない。

クレイジーコンサルティング​

「クレイジーコンサルティング」
というコトバが浮かんだ。
検索をかけてみる。
なんと「合同会社クレイジーコンサルティング」
という会社がすでに存在しているようだ。
http://crazyconsulting.strikingly.com/
酒井さんという人が代表で
中小企業診断士でもあるようだ。
最高のネーミングだ。
ある種の覚悟を感じる。
私が仮に経営者だったら
速効で支援を依頼してしまうかもしれない。
クレイジーなアイデアを頼むよなんて言って。
一発で名前を覚えてもらえるだろう。
あ、あのクレイジーの人ねと言われるのだろう。
勝ちである。

超現実在住Mr.シュ~ルからの回答1 ​

思考実験
「私を食べてと豚に言われたらその肉を食べるか?」

超現実在住Mr.シュ~ルからの回答

豚野郎をおいしくいただく。
豚野郎は肉となってからもお喋りなやつで、
食われる直前まで喋り続けていた。
味は確かに豚で美味かったが、
腹の中からなんだか
聞いたことのある声が聞こえてくる。
「どうでしたか~?」
「おいCかったですか~?」
「キモティーですか~?」
うざいので無視する。
こいつを黙らせたいので
腹を出して医者に診てもらった。
処方箋をもらい、豚野郎を黙らせる。
かましいやつはキライだ。
もう豚は食わない。
しばらくして食べられたい豚野郎どもは
人間様が食べてくれないので
鬱になってしまった。
豚心理カウンセラーの資格でも取って
豚野郎の悩み相談を聴きながら
牛野郎を食うことにする。

思考実験からのMr.シュ~ル登場

知人が「100の思考実験」という本を貸してくれた。
身体と脳、自意識、生命倫理、言語、宗教、芸術、
環境、格差など簡単に答えの出ない100の難問が
読者に次々と提示される本らしい。
例えば、「私を食べてと豚に言われたら、
その肉を食べるか?」という問いがある。
食べられることが望みであり、目的となっていて
喋ることが出来る豚が喜んで食肉になった場合、
あなたの前にその肉が運ばれてきたら
食べるかと食べないかどうするかということだ。
答えはない。
真面目にあれこれ考えれば
頭の体操になるし、
何か気付きを得られるかもしれない。
一方であることが頭をよぎった。
この「思考実験を超現実の世界で
やってみたらどうだろうか」ということだ。
Mr.シュ~ルに登場してもらい、
現実を超えた超現実で思考実験を
行ってみようではないか。
Mr.シュ~ルからの回答を待とう。

中小企業診断士第2次試験の勉強法に関して

中小企業診断士の第2次試験は
正答が発表されない独特な試験だ。
正答がある試験は
論理的に解答を導くことが出来る。
しかし正答が発表されないので
何を答えていいかわからない。
そこで参考になるのが、
「ふぞろいな合格答案」という参考書だ。
この参考書は過去の本試験で
合格者と不合格者がどう解答したかが
集められ分析されたものだ。
はっきり言ってこれしか拠り所となるものがない。
合格者の解答をまじまじと見て、
「この与件文と問題文でなぜこの解答が
導かれたのか?」を自分でひたすら考える。
正しいか正しくないか、
納得いくか納得いかないかは関係ない。
それはそういうものだと割り切るしかない。
解答が与件文に書かれていることもあれば、
書かれていないこともある。
書かれていることであれば、
その与件を引き抜ける感覚を鍛えていく。
書かれていないことであれば、
どうすればそれを書くことができるかを考える。
今の自分では書くことが無理なものは無理だ。
諦める。
でも満点を取らなくても合格は出来る。
合格した人から聞いた話だが
毎週土曜日に受験生10人くらいで集まって
朝から晩まで事例を解いて議論をし合ったが、
たった一人、その人しか合格出来なかったそうだ。
正答がわからないものを
あーだこーだ議論することは不毛な議論である。
かえって変なクセがついてしまうと思う。
議論することでそういう考え方もあるんだと
気付きは得られるかもしれないが、
それと試験を突破することは全く別の問題だ。
出題者が何を望んでいるかのヒントは
「合格者の解答」にしかない。
経営支援、経営コンサルティングも思えば、
正答が提示されるものではない。
限られた時間の中で本質に何とか近づき
一定の成果を出さなければならないのは
試験も現実の世界も同じだ。

トーチャン・カーチャン・マーチャンダイザー!

マスターコースの顧客管理・店舗管理の
事例演習の課題を進めている。
老舗総合衣料店の事例だ。
販売実績データをもとにデシル分析を行い、
最重要顧客を明らかにしてから
ショップコンセプトを決めて、
フロアレイアウトを考え直し、
インストアプロモーションを提案するという
なかなか実践的な課題だ。
実際の店舗はもっと考えることが一杯ある。
トレンドはどうなっているか?
他社の店舗はどうなっているか?
商品をどう陳列するか?
どういう接客をするか?
無限の選択肢が広がっているように思える。
感性を磨くことも大切だ。
接客や商品陳列では心理学も駆使すべきだろう。
突き詰めるとすごくやりがいのある仕事だと思う。
大企業はデータを用いてロジカルに
運営しているのかもしれないが、
中小企業の実態はどのような感じなのだろう。
やれることはたくさんある。
財務からマーケティングまでを見れる
中小企業診断士は店舗支援に向いていると思う。
更なる研鑽を積むとともに
実践してみたいと思うこの頃である。