サルバドール・ヱビ

超現実珍談集

デッザイナーズデザイアッ

この国でデザイナーと呼ばれる
人達はアーティストではない。
厳密に言うとクリエイターでもない。
デザイナーと名乗る人は
ゼロからイチで何かを作れる人だと
考えるのは良くある誤解である。
もちろんデザイナーでアーティストも
いればクリエイターもいるだろう。
狭義の意味でデザイナーは
あるもの、決まっているものの
体裁を整えて視覚的にわかりやすく
する人達のことである。
アーティストやクリエイターは
ビジネスに絡まないこともある。
デザイナーはビジネスに絡む。
その意味で専門職である。
専門職的意義を理解せずに
中途半端にクリエイターや
アーティスト気取りでその要素を
ねじ込んできてアウトプットが
使い物にならないケースがある。
デザイナーと名乗るならば
税理士に頼めば税金の計算を
やってくれるようにまずは
デザイン業務に集中するべきである。
本来の専門業務を放棄して
何をアウトプットすると言うのだ。
デザイナーですと自己紹介された時
構えてしまうのは私だけだろうか。
ふわっとしたものに未来はない。
厳密に定義されたものか、
狂気を感じさせるものか
この2択のみが生き残るのだ。