サルバドール・ヱビ

超現実珍談集

なんとかのダリ

あるお方と定例の打ち合わせをしていた。
諸事情によりインディアンとカウボーイの
関係性を知らなければという議論になった。
その関係性については今回触れないが
調べていたらなぜかとんでもない
ミュージシャンに突き当たってしまった。
平沢進というミュージシャンである。

平沢進 世界タービン [60fps] - YouTube

私とあるお方は唖然としてしまい言葉を失った。
そして笑いが止まらなかった。
いやはやすごい世界観である。
なぜ今の今まで知らなかったんだろう。
こんな人がこの国にいたなんて。
彼の音楽や映像は
カテゴライズ不可能であり異次元である。
音楽界のダリだとの意見もあった。
私も一瞬そう思った。
今年、福岡県大川氏の創作家具職人の
西田政義氏を取材したが
彼の作品を見て家具職人のダリだと思った。
ジャンルは違えど平沢氏も西田氏も
異次元を極めたすごい人だと思う。
そしてなんとかのダリと言わせるダリも
やはりすごい。
ある方向性で唯一無二のオリジネーター
なければそういう言われ方はしない。
なんとかのなになにと言われる人は
他人と何が違うのだろう。
少なくともある領域に関して
二番煎じでなく唯一無二であることは確かだ。
純粋芸術を極めていかないといけないのか。
画家はそれにふさわしいのか。
いや、芸術に関係しなくても
なんとかのなになにと言われることはある。
平沢氏も西田氏もとびっきりすごいので
逆になんとかの平沢、なんとかの西田と
言われるシチュエーションもあるだろう。
何をどうすれば
なんとかのなになにと言われるのか。
興味深い表現である。