サルバドール・ヱビ

超現実珍談集

オッリジネーター

オッリジネーター。
つまり何かの創始者になるということは
ゼロからイチを創りだすことである。
ゼロからイチと言っても新しいアイデア
何かと何かの組み合わせにすぎない。
新オッリジネーターは旧オッリジネーターが
築いてきたものの上に立っている。
何かを産み出すためには
オッリジネーター達の足跡、
産み出した概念を理解しないといけない。
そう考えると人工知能の方がもしかしたら
オッリジネーターに向いている可能性もある。
ニンゲンの処理能力には限界があるからだ。
しかし感性的なものは
まだ完全に解明されていないので
人工知能が革新的なゼロイチを
産み出すデバイスになるまでには
至っていないと言える。
ニンゲンと人工知能は補完し合うか
融合すると人類はさらに想像もつかない
領域に進んでいくことだろう。
役割的なものを意識して生きていかないと
無駄に時間を浪費するだけになってしまう。
昔はこんなことを思わなかった。
ある意味楽しく、ある意味うざい。
物理的にも概念的にも
左から右に何かを動かすことは
自動化され最適化されていく。
それ以外のことをニンゲンは考える。
人工知能に対するアンビバレントな感情を
人類は抱えながら動物的欲求を
爆発させてしまえばいい。
世界は逆説的に動くのだ。
覚悟しておけ!人工知能信奉者達よ!