サルバドール・ヱビ

超現実珍談集

保守なのにリベラル、リベラルなのに保守

出入国管理法改正案が衆議院本会議で可決した。
今後、外国人労働者の受け入れが
拡大していくことになる。
外国人労働者の受け入れが拡大するということは
単純に考えればリベラル的な法案である。
保守である与党がリベラル的な法案を通そうとし
リベラルである野党の反対にあっていることで
混乱している人もいるかもしれない。
時代の変遷とともに理解が
段々難しくなってきている。
保守のリベラル化、リベラルの保守化が
進んでいると言ってもいいかもしれない。
ある事象をある側面から考えれば保守に、
違う側面から考えればリベラルになることもある。
日本社会の底流にあるのが、リベラル化と
日本人アイデンティティ主義だと言う記事も見た。
確かにそれはそうかもしれない。
この2つの視座からであれば
政治の動きも理解しやすい。
現在、企業は人手不足という課題に直面している。
それが今回の法案通過の理由とも言われている。
外国人労働者の受け入れは実務的にも
多くの課題があると思うが、
中小企業で人材不足が解消され
新しい人材による新たな風が吹き業績を大幅に
伸ばす企業も出てくるかもしれない。
今後注視していく必要がありそうだ。