サルバドール・ヱビ

超現実珍談集

SCAMPERのP(Put to other uses)​

SCAMPERのPはPut to other usesで
「他の用途」はないかを考えることだ。
現在の市場から他の市場向けの製品へと
考えることも該当する。
若者向けであったら高齢者向けに検討する、
日本人向けであったら外国人向けに検討する
などが考えられる。
経営戦略論で言えばアンゾフの成長ベクトルの
「新市場開拓戦略」に該当する。
イデアのネタ出しの手法として使うならば、
身近なものから考えると使いやすい。
例えば辞書を枕代わりにする、
名刺入れを財布代わりにするなどどうだろう。
実にありふれている笑。
SCAMPERのMのModify「修正」の概念とも
似ている気がする。
「修正」はそのものの要素を変更することを
考えてアイデアを出し、
「他の用途」はそのものの目的を変更することを
考えてアイデアを出すので
アプローチが違うと言えるかもしれない。
なんとなく手に取ったものを常に「他の用途」は
ないか考えるクセをつけたいものだ。