サルバドール・ヱビ

超現実珍談集

前提逆転

「前提逆転」という発想法がある。
当たり前とされている前提をひっくり返して、
それを元にアイデアを考える方法だ。
例えば、お題を「学校」としてみる。
「学校」が成立する前提を3つリストアップしてみる。
前提1 学校には生徒がいる
前提2 学校には先生がいる
前提3 学校では教育を受ける
これらの前提を全てひっくり返してみる。
逆転1 学校には生徒がいない
逆転2 学校には先生がいない
逆転3 学校では教育を受けない
この逆転された前提3つを眺めながら、
何でもいいのでアイデアを考えてみる。
先生がいない、生徒がいないを
先生から生徒への一方通行ではない何かと考えて
生徒が先生に授業をするというのはどうだろう。
生徒の間で流行っているカルチャーを、先生方に
直々にレクチャーすることは若者に対する
理解度を高めるのに有効かもしれない。
先生も生徒もいなく教育もしないならば、
行政が人をランダムで選んで議題を決めて
議論をさせ、その中で有益な意見を行政の施策に
反映させる仕組みがあってもいいかもしれない。
前提逆転は簡単にでき頭の体操にもなる。
気軽な気持ちでやってみてはいかがだろうか。