サルバドール・ヱビ

超現実珍談集

クリエイティビティとデスク環境

「設計家なのに机にはパソコンだけで、
部品の一つもなく整然としている。
それがものづくりなのか?」という言葉を聞いた。
時代の流れもあり、また5S運動が盛んな企業も
あると思うがこれは一理あると思う。
ひたすら事務能力が必要とされる業務なら、
整然とした机でもいいのかもしれない。
しかし設計家であれ、マーケターであれ、
デザイナーであれ、絵描きであれ、
クリエイティビティが要求される仕事は、
デスクにある程度モノが置かれてる方が、
良いアウトプットが出せると思う。
ミネソタ大学の研究では、
雑多なモノに囲まれていた方が、
独創的な思考になり斬新なアイデアが生まれる
という結果が出たそうだ。
机にはパソコン一つ、調べ物はネットのみという
方は改めた方が良いかもしれない。
本と資料が山積みにされ、手書きのスケッチとか
も散らばっている人を見ると、
「この人出来るんだろうな〜」と経験則的に
思う自分もいる。
仕事が終わったら、机をキレイにして
帰ればいいわけで、これからの時代に
求められるのは高い事務能力ではないので
クリエイティブになれるベストなデスク環境を
追求していきたいものだ。