サルバドール・ヱビ

超現実珍談集

自動記述22

国境管理をしている国境なき騎士団が
インポッシブルな可能性について
議論を交わしている。
中継地点では政府の要人がコーヒーを飲んで
コーヒー豆をガムみたいに噛んでいる。
異言語コミュニケーションが
面倒くさくなってジェスチャー
動物の真似みたいなことして理解し合って
しまいには全裸で皆踊り狂っている。
そうだ。
こんな時は音楽をかけよう。
リズムのないメロディーのない音楽を。
国境というボーダーの上に乗っかって
ハウスロッキンしよう。
こっちの国へあっちの国へ。
苦肉の策で体を真っ二つ。
平和!
戦はとりあえず1万年後にやろう。
国境なき騎士団のゴスペルのチケットが
三日前に発売されるだろう。