サルバドール・ヱビ

超現実珍談集

自動記述18

意識が朦朧としていた翌日、
目が覚めたら翌日、
目が覚めたら翌日、
敷居が高そうだから踏み込めず、
敷居が高そうだから踏み込めず、
夜はどうしたって冷えるから潜り込んで
潜り込んで12ヶ月と40秒。
腰かけたじいさんと腰かけたじいさんが
英語混じりの東北弁で右往左往する
政治に関して忍者の立場になって
激論を交わしている。
そのじいさん達が寒かろうと思い
巨大なこたつでじいさん達を覆ってあげよう。
あまりの熱量に出来たてのピザみたいな
匂いが立ち込めてきたのでそろそろ
どん詰まりの穴が開通するんじゃないかと
ビクビクしている。
それまでに歴史書を写す仕事をしている
平安時代の役人が人工知能の話して
盛り上がっている。
結局蹴鞠して短歌詠んで酒飲んで。
苦しくて狂っているのか。
狂っているから苦しいのか。
オードブルのブルドーザーが、
砂漠を突っ切ってオアシスの後一歩で
砂地獄に落ちて行った。