サルバドール・ヱビ

超現実珍談集

自動記述(オートマティスム)

昔、プライベート・ライティングという本を
読んだことがある。
「プライベート・ライティング」は
出来るだけ速く書きながら考えると、
良いアイデアが浮かんだり、
物事を整理出来たりするという手法だ。
それと同じような手法として
「自動記述」と言った方法があるようだ。
オートマティスム」とも呼ばれ、
提唱者はシュールレアリスムの産みの親である
アンドレ・ブルトン(1896-1966)だ。
1919年に提唱されたので約100年前になる。
プライベート・ライティングは、
テーマを決めて書いたりしてもいいが、
自動記述は一切の先入観を捨て、
何を書くかも一切考えずに出来るだけ速く書く。
自動記述で書かれた小説もあるらしい。
自動記述は、
シュールレアリスムの実験的記述法なので
どちらかというと深層心理、超現実の表現行為だ。
それを知りちょっとやってみたくなった笑。