サルバドール・ヱビ

超現実珍談集

2018年版小規模企業白書事例研究4 ​

1928年創業のおもちゃ花火を製造する
株式会社太田煙火製造所(愛知県岡崎市)。
http://ota-hanabi.net/
驚いたことに日本で販売される
花火の9割以上は海外産らしい。
そんな中、同社は国産にこだわり花火を
作り続けていたが、
看板商品「ドラゴン」は材料費の高騰で、
採算が取れなくなり2008年に
生産中止となってしまった。
しばらくして社長がテレビで
クラウドファンディングの存在を知り、
岡崎市のビジネスサポートセンターの
Oka-Bizの支援の元クラウドファンディング
「ドラゴン」復活プロジェクトを立ちあげた。
結果、商品に知名度もあったので、
目標額を大幅に上回る207万円(345%)の
資金調達に成功した。
クラウドファンディングは、ローコストで
始めることができ、支援者層が明確になる
というメリットがある。
その事業を継続的に出来るかは、
また違う次元の話になるとは思うが、
惜しまれつつ生産中止になった商品などを
復活させたい場合は有力な手段となり得る。
知名度のある廃番商品があるならば
一度検討してみてはいかがだろうか。