サルバドール・エビ

地方で生きる中小企業診断士の奮闘記

2018年版中小企業白書事例研究2 ​

中小企業の経営革新の成功事例を知る。
今回の事例はミニキッチンの総合メーカー、
株式会社亀井製作所(岐阜県坂祝町)。
http://www.repeat-k.co.jp/
ミニキッチンとはワンルームマンションやアパートに
設置されるコンパクトサイズのキッチンだが、それに
特化しているメーカーがあることを初めて知った。
1997 年に倒産の危機を迎え、
そこから下請け事業からの脱却を図り、
商品開発力を高めながら、
自社ブランドへと舵を切ったそうだ。
同社はデザイン会議と呼ばれる研修を行っていて、
外部講師を毎月一回招き、アドバイスを受けつつ
顧客のニーズに寄り添うデザインの新製品を議論する。
会議には商品開発の担当者に限らず、
営業や製造等様々な部署の従業員が集まり、
社長も参加するとのこと。
特定の商品開発部門だけでなく、全員参加での
会議で新製品を開発していくプロセスが
この会社の製品力を高めているようだ。
IT 化投資による業務効率化も積極的に行い、
受注したデータを製造工程まで
一気通貫して流すシステムを導入。
結果、 1 日かけて人の手を介して行っていた
受注データの入力から図面の設計までを
30 分で、誤りなく行うことができるようになった。
一丸となって新製品を開発するプロセスと、
適切なIT投資が効果的に機能している事例であった。
ミニキッチン専門という特化型の企業であるが、
同社は海外展開も行っており、
ミニキッチンはワンルームマンションなどへの導入で
一度に大量の受注が来ることも予測され、
今後、飛躍的に業績を伸ばすことも考えられる。