サルバドール・ヱビ

超現実珍談集

行きつくところは概念か否か

中小企業診断士は中小企業支援者として
存在しているので経営者でなくても
経営について考えることになる。
経営診断っちゅうもんは
決まったマニュアルはないにせよ
フレームワークなどを利用し
進めていくわけだが
経営診断の結果、何をどうするべきかは
可視化されることになるが
最終的には経営者がどうしたいかに
全ては委ねられる。
経営者にとって経営は人生の全てではない。
自分にとって重要なものであろうが
言うても人生の一部である。
経営者の企業経営と経営者の人生も
ある程度は理解していかないと
適当なことは言えないと思う。
そう考えると経営支援っちゅうもんは
最終的に概念に行きつくのではないか
という仮説が頭の中に生まれた。
もちろん現実世界に存在する
経営に関する物事をより良い方向に
持っていくために様々な打ち手を
出していき経営者が実行できるように
持っていかねばならないが
なぜ実行していくのかは究極、
現実世界に存在する実物ではなく
人間の頭の中だけにある概念に
辿り着く気がするのだ。
珍談士の戯言であるが
実物の裏側に存在する
概念的なものに敏感になりながら
何をどうしていけばいいのかを
考えていこうと思ったのであった。