サルバドール・ヱビ

超現実珍談集

組織の中と外

組織の中と外の問題。
腐敗し緩やかに崩壊していく
組織体があったとして
中の人と外の人はどちらが先に
その崩壊を察知することができるのだろう。
諸事情を第一に知ることが
できる中の人だろうか。
客観的にその組織体を見ることが
できる外の人(支援者)だろうか。
中の人と外の人はどちらが真剣に
その崩壊を食い止めるために
何とかしようと躍起になるのであろうか。
組織が完全に腐敗し士気も低下してしまった
状況だとしたらたとえ外の人が
いくら頑張ったとしてもその努力は
水の泡になってしまう可能性が高そうだ。
冷静に考えて見ると組織体に属していて
この組織を何とかせねば!と
意気込んでいる人は少数派ではないだろうか。
毎月入ってくるサラリーのために
何となくやり過ごしている人間が
多数派と言うかデフォルトである気もする。
組織論と結局は人に行き着く問題だが
ほとんどの変革者と支援者は
まずそこにぶつかるはずである。
崩壊するものは崩壊するのだと言う
割り切りも一つの考え方である。
新陳代謝の一環であると。
人に何かを伝えること、話を聞くこと、
組織や人そのものについて考えることなどが
気になる今日この頃である。