サルバドール・ヱビ

超現実珍談集

ナンシーのアニマルアイズ

ふと、昔「シド&ナンシー」という映画を
観たことを思い出した。
シドとはセックス・ピストルズ
二代目ベーシスト、シド・ヴィシャスのことで
ナンシーは薬物中毒者でその恋人だ。
2人の破滅的人生を描いた映画である。
薬物中毒で異常な状態となったシドに
ナンシーは殺害され、
最終的にシドもオーバードーズ
若くして死ぬという事実は悲惨である。
ナンシーはシドに殺害されていないという
説もあるらしいが真相は謎だ。
パンクのアイコンとしても語られる
シド・ヴィシャスだが私は全く彼に
興味もないし影響も受けなかった。
なら何故映画を観たのだろう笑?
ピストルズのボーカルである
ジョニー・ロットンジョン・ライドン)が
「あの時は誰も奴を救えなかった」と
涙したということを聞いて
気になったからだろうか。
非情なのかもしれないが
私には薬物中毒者が無茶苦茶やって
死んだ気の毒な話にしか聞こえないのだ。
パンクであれなんであれ
真面目にやれよと思ってしまうのである。
「薬物。ダメ。ゼッタイ」映画としては
観る価値があるのかもしれない。
それ以上このことに対する意見はない。
そう言えば薬物に対する名言も
ダリセンセは残している。
ダリセンセは人をドキっとさせる
凄まじい創造性や数々の奇行で度々
アイツはヤクやってんじゃないのか?
と言われていたそうだ。
そんなダリセンセはこう言っている。
「私はドラッグをやらない。なぜなら
私自身がドラッグだからだ!」
"I don't do drugs. I am drugs"である。
ダリセンセにとってはその辺にいる
パンクスなどひとひねりであるようだ。
彼は努力家でストイックな人であった。
一に努力、二に努力、三四も努力で
五に超現実!!!。
ダメ。ゼッタイ。
薬物をおぱぱせよ!!!