サルバドール・ヱビ

超現実珍談集

サンディニスタ!の向こう側

クラッシュのサンディニスタ!収録の
イコライザーのライブバージョンに
やられてしもて
サンディニスタブラックホール
吸い込まれそうになっている。
パンクバンドがレゲエ、ダブ、ロカビリー、
ジャズ、カリプソ、フォーク、ワルツ、
ヒップホップ、ラップなどなどを
貪欲に取り込んだ作品であるが、
パンクバンドが挑んだというところが
ブラックホールを産み出しているのだ。
難しいことはできない、
でも頭では浮かんでいる。
それを熱量だけでパッケージ化する。
こういった音楽はなかなかない。
トーキンヘッズもアフリカンミュージックで
そのようなことにトライしたバンドだ。
ジョーストラマーは本当に色々な国の
音楽を聴いていたようだ。
イスラエルのなんとかとか紹介している
映像を観たことがある。
内的になんの壁も存在せず
とりあえず聴いてみる。
それを自分なりに解釈し
自分の音楽に落とし込んでいく。
なかなかできるものではない。
ドクターフィールグッドや
ラモーンズのように一つのジャンルを
ひたすら極めていくやり方も
潔くてカッコイイと思うが
超現実珍談士としてはその逆の
アプローチを取りたい。
ガレージパンク出身者として
サンディニスタ!の向こう側に
辿り着いてみたい。
例え10年かかったとしても。
ヨシ!
ヤルツォ!!!