サルバドール・ヱビ

超現実珍談集

The Equaliser

みんな大好きThe Clash
私も時代としては全然後追いであるが
クラッシュは青春である。
クラッシュの4枚目のアルバムである
「サンディニスタ!」はありとあらゆる
音楽を取り込もうとした問題作だ。
当時はアナログ3枚組で発売されたらしい。
一パンクバンドがここまで化けることが
できるのかと驚いたものだ。
10代後半にこのアルバムを聴いた時は
あまりにもジャンルレスで
正直、名盤だとは思わなかった。
混沌としており理解が追い付かなかった。
それから色々な音楽を聴くようになり
そのスゴさが徐々に分かってきた。
20代に入りレゲエやスカ、ダブも
聴くようになる中でそのような曲も
好みになっていたが、サンディニスタに
収録されている"The Equaliser"という
曲に妙にハマってしまい
以来それをずっと聴き続けている。
ポール・シムノンが弾くダブを意識しつつ
パンクスでなければ浮かんでこないような
ベースラインを軸にディレイとリバーブ
効いたギターと浮遊感のあるバイオリンが
絶妙にマッチした曲である。
ありそうで似ている曲が浮かばかない
本当に不思議な曲である。
この曲のライブバージョンを私は
聞いたことがない。
もしかしたらライブで演奏されたことが
ない曲なのかもしれない。
そんな中あるバンドがこの曲を
カバーしている映像を見つけた。
https://youtu.be/gs5Rud-tLOk
驚いた。
私がイメージしていたとおりの
最高のライブサウンドであり、
さらに黒人女性の凄まじいボーカルが
あまりにも凄くて呆然としてしまった。
これもまた絶妙にマッチしているのだ。
言葉を失い涙が出てきた。
この世界観だ。
The Equaliserのような
無国籍で分類不可能な曲を。
脳内イメージを解放し
その音像を掴み創造するのだ!