サルバドール・ヱビ

超現実珍談集

中小の知財を守れ

中小企業の知的財産が大企業に奪われる
問題が深刻になっているようだ。
製造業だけでなく小売やサービスなど
業種も広がっているらしい。
言うまでもなく中小企業は経営資源
大企業よりも不足しているので
人・モノ・金で勝てないなら何で勝つ、
それは知恵と工夫、つまりアイデアであり
イデアが知的財産となる。
そこを大企業に奪われてしまったら
中小企業はますます厳しい状況に
追い込まれてしまう。
特許侵害については、原告が提訴しやすい
改正特許法が今国会で成立しているが、
力関係を考えるといいように
振り回されてしまうことも少なくないだろう。
共同研究する際は不利な契約書に
サインしなければならない状況に
持っていかれることもあるそうだ。
まさに大企業と中小企業間の
日米修好通商条約状態である。
中小企業を弱体化させることは
柔軟性、独自性、多様性を破壊することに
繋がり国家の弱体化にも繋がる。
由々しき事態である。