サルバドール・ヱビ

超現実珍談集

専門分野を自動記述で決める

専門分野。
専門分野とは何ぞや。
私は理系だったが経済学部を専攻した。
理由は工学部に行きたくなかったからだ。
工学部へ行くと実験やら何やら忙しいぞと
ハイスクールテーチャーに言われ
それではガレージパンクに
支障をきたすではないかと思い
イヤだと言ったら
経済学部ちゅうもんがあると。
そういうやつは経済学部へ行けと。
アイアイサー!
これが私の専攻選択の経緯である。
専門分野とはなんなのだろう。
学士、修士、博士、非常勤講師、
専任講師、准教授、教授。
どこからが専門家なのだ。
学士ではないのだろう。
中小企業診断士は専門性がないと
良く言われている。
そんなことはないと思うのだが
コレ!と言えるものも確かにない。
診断士が見ている世界というのは
専門的だとは思う。
特に診断士同士が話すと
どこまでも話が止まらなくなる現象が起きる。
何とも不思議である。
おまんまを何で食べているかが
専門を規定するのか。
私は振り返ればプロモーションを
中心としたマーケやブランディング
もう何年も携わっている。
専門家なのか?と聞かれれば
ハイとは言えないところもある。
ビジネスは変化していく。
陳腐化していく中で専門性に
こだわる必要性もないが
自分がやってきたものを軸として
対象がいいものなのかわるいものなのかを
判断することくらいはできる。
ただそれが視野を逆に狭めている
可能性も否定はできない。
専門性など自動記述で決めれば良い。
税理士なんで税務の専門家ですと
言われてもそこら中に税理士はいる
わけでむぅとなるだろう。
専門という言葉で縛られて
窮屈になっている人がいたら
それはそれでかわいそうである。
ムッシュポポポポティン!