サルバドール・ヱビ

超現実珍談集

ホッビホッビホッビーショヲ

ホビーショーたるものに仕事で行った。
2回目である。
ホッビーとはなんぞや。
趣味、道楽のことである。
ホビィは楽しいものだ。
ホッビステッピジャンビである。
各社が新製品を出してそのファンが集う。
とても良いことだ。
しかしそれだけではないものを見た。
「未来感」を全面に打ち出している
賑わいを見せるブースがあった。
やはり「未来感」というものは大事である。
「未来感」は変化していく。
古き良き未来感というのもあるだろう。
展示会に限って言えば
「未来感」があるものには人が群がるのだ
ということが改めてわかった。
単に目立つものも人を集める。
しかしそれ以上の吸引力を持つには
「未来感」が必須である。
その次の日の夜、
私は量子コンピュータの話を聞いた。
量子コンピュータの未来感も尋常ではない。
しかしそれを理解するには
量子力学の理解が必要だ。
量子力学のホビー化である。
量子ホッビィ。
量子ホッビィ。
私自身がシュレディンガーの猫になることで
問題が全て解決しないのだろうか。