サルバドール・ヱビ

超現実珍談集

ある重要事項を検討中に
「ゑ」という字にぶつかった。
この字はなかなか普段お目にかからない。
「ゑ」は私の苗字である
惠美須の「惠」から来ているらしい。
こうしてマジマジと見ていると
「るん」である。
しかし草体の「ゑ」を見ると
「惠」を崩していることがわかる。
「ゑ」のカタカナは「ヱ」である。
「ヱ」といえばあの誇り高き
日本のビールが連想される。
「東夷」という言葉がある。
「あずまえびす」と呼ぶ。
電流が走る。
そうか!
なるほど!!
「え」でもなく「エ」でもない。
「ゑ」である!
「ヱ」である!
おぱぱへい!おぱぱへい!おぱぱへい!
誇り高き麦酒を飲み干し
るんるんと「ゑ」が動き始める。
私は「ゑ」そのものであり
半径1cm動かなくともその大きな大きな
存在に出会うことができたのだ!
「ゑ」にまみれる時が来たのだ!!!
おぱぱへいは眠りから覚めた。
世界はおぱぱされる運命にある。