サルバドール・ヱビ

超現実珍談集

依存度

中小企業は大企業の下請けであることも多い。
大企業に受注の大部分を依存していると
大企業の動向に振り回されるので
経営の不安定化に繋がる。
大企業の受注依存度を下げて
経営を安定化するように
戦略的に動いていくことが求められるが
一方で大企業の仕事が売上として大きく
確実なことも確かである。
債権が回収不能になるリスクも少ない。
だからこそ依存度が上がっていったり
なかなか下がらないわけである。
大手ではない新規顧客の開拓をしたり
独自ブランドを立ち上げたりすることは
受注依存度を下げるために
取るべき手段ではあるが
もう一つ有効な手段がある。
大企業の取引先を増やすという手段だ。
複数の大企業と取引を成立させ
長期的な関係が築ければ
仮にその中の1社が深刻な業績低下になっても
複数社と取引があれば
もろに影響を受けることを回避できる。
同じような業界に存在する企業よりも
お互いが影響を受けないような業界の企業と
関係性を築ければさらに理想的である。