サルバドール・ヱビ

超現実珍談集

フォースをかけられた

ちょっと久しぶりにテスニーラントに行ってみた。
純粋に大人も子供も楽しめる場所であるが
ブランディングマーケティングやアイデアなど
多くのことを学べる場所でもある。
リニューアルされたスターツアーズに行った。
STAR WARSのアトラクションであるが
昔は一種類のストーリーで展開されるものだった。
今はそのストーリーが数百種類あって
毎回違うものがみれるらしい。
要素要素の組み合わせで数百種類のパターンが
用意されているとのことだが
毎日行く人でない限り一期一会なので
希少性とワクワク感を出すのに有効な策である。
そしてそれ以上に衝撃を私に与えたものがあった。
スターツアーズに乗ったことがない人は
なんのこっちゃかもしれないし
ネタバレになるので知りたくない人は
これ以上読まないでいただきたいが
スターツアーズは視覚効果というか錯覚で
宇宙旅行を体験できるアトラクションである。
宇宙船が落下すれば重力が体にかかることを
感じることができる楽しいものだ。
重力を感じるのがメインの錯覚効果なのだが
ダースベイダーのフォースにかかり
自分の体が振り回されるという演出があった。
「重力体感」と「フォースにかけられる」
というのは全く別の次元の体験である。
同じ技術を利用した別の体験である。
思いついた人は天才だと思った。
その方の前に跪いておでこをつけ
密かにフォースをかけて宇宙の彼方へ
その方を飛ばしてしまって
私がダースベイダーになりたい衝動に駆られた。
ダースベイダーになる時が来たのだ。
やっとその時が来たのだ!!!