サルバドール・ヱビ

超現実珍談集

自動記述21

ラディカルな伝統主義者の後について行け。
その道に間違いはない。
とめどなくあふれてくるゴミのような
イデアが駄々洩れダダイズム
カタルシスのノイズがパンクとなり、
印象を払拭する。
等間隔に刻まれたリズムと
等間隔に変わる色彩が
メガネの中でぐるぐる回る中で
一番初めに生まれた哲学の命題を
まるで月面に着陸してしまったかのように
驚いたまま考えてみるが、
それはつまり呼吸と呼吸が止まる間の
息抜きであって、ささやかな反抗とともに
全ては無力化され原理は崩壊する。
宇宙の果てを考えると脳みその裏側が
宇宙の果てである結論に至り、
そこから無限に膨張と収集が
繰り返されるのを感じるので
レモンティーをぶちまけて
べとべとになった床に顔をこすりつけて
すやすやと2日間眠る。